ボーナスが出たこともあり、日ごろの疲れを癒すためにいつもの館山の温泉宿へ。
年に一度か二度訪れて、これで5回目か6回目になる。
7時前に起きて、あまちゃんとこころ旅の再放送を見終わると
ペットシッターさんへの言伝をプリントアウトして、家中に掃除機をかけて家を出る。
みみたは何もわからずキョトンとしている。
ガソリンを入れて9時半。
曲がり角の先までずっと。
リニューアルオープンとある。
なんかもらえるのだろう、買取20%UPのクーポンだろうか、と思って
気になって調べてみたら先着200名様に「たべっ子どうぶつ」をプレゼントだった。
え!? それで並ぶの??
初台から首都高に乗った。
大井のPAでトイレ休憩して渋滞なし。
順調に海ほたるを通過してそのまま木更津を過ぎて保田までを高速で。
以前入ろうとして、混雑していて諦めた「ばんや」に再度行ってみる。
漁協が運営してるんですよね。それもあってすごい人気。
駐車場もほぼいっぱい。
名前を書いて少し待つ。
二世代・三世代の家族連れにカップルに、待ってる人は多いけど建物が広いのでどんどんはけていく。
10分もしないで席に着くことができた。
妻は今日のおすすめの丼から
カジメ(という海藻)とアジタタキのぶっかけ飯とのり汁、
同じく僕は小エビといかのかき揚げ丼、つみれ汁。
エビフライを追加。
席に案内されるときにカワハギの刺身、あと一皿ですと言われて迷っていたら
同じタイミングで隣に座った夫婦がそれを頼んで、しまった先を越されたと。
しかし僕らが頼んだ後で「エビフライ終わりましたー」という声が。
他にもこの日はマグロ中落丼、切り落としちらし丼が既に終わっていた。
どれだけ厨房にいるのか、頼んだら5分もかからずに出てきた。
かき揚げ丼は小エビがたっぷり入っていた。
カジメは粘り気が強く、妻がアジのタタキと一緒にかき混ぜたらまるで餅のようになった。
お好みで醤油をかけてお召し上がりくださいと言われたけど、程よい塩気で不要だった。
エビフライはプリプリと大きいのが2本で1,100円。これは安い。
東京なら2,500円ぐらいするのでは?
いい店だった。また来よう。マグロのカマ焼きとか黄金フグの塩焼きとか気になるメニューがたくさん。
食べ終えて隣の、おばあちゃんおじいちゃんが店番をしている干物屋で
サバとアジの干物を買った。あと、勧められてブリの味噌漬け。
南房州市に入る。
妻が枇杷を買いたいという。
店を見つけるもすぐ通り過ぎるか、道路の反対側禍でなかなか入れない。
道の駅で枇杷倶楽部というところがあってそこにするかと駐車場に入るが空きがなくて断念。
前から気になっていたブックオフへ。
土地が広いからか、店舗も広い。
品ぞろえはまあまあかな。
安い中古を何枚か買った。
アン・バートンの60年代後半の名盤を2枚、
フットルースのサントラなど。
缶ビール、缶チューハイを買いに ODOYA へ。
南房総でよく見かけるスーパー。
前から一度は行ってみたいと思っていて、ようやく。
とにかく広い。アメリカの地方都市のスーパーのように広い。
100円ショップや本屋まで併設されていた。
この頃から雨。次第に強くなる。
海沿いを行く。別荘地・保養所が増えてくる。自衛隊を通り過ぎる。
リゾートマンションの間に
東京都の区の臨海学校的な施設や大学の水産系学部の研究所がチラホラと。
宿が15時からで、1時間ほど時間が空いた。
近くの「渚の駅たてやま」に入ってみた。道の駅の海版。
前からその存在は知っていたけど、素通りしていた。
入ってみるとここ、市の博物館の分館となっていて、
この渚の駅の名誉駅長がさかなクンとなったため
さかなクンのイラストや楽器などを飾ったギャラリーがあって
大きな水槽にもさかなクンによる解説のイラストが。
ファンにはたまらないだろうな。僕もさかなクンは好き。
キャラもいいけど、魚が楽しそうに笑っているあの絵がいい。
それがたくさんあって心和んだ。
さかなクンだけではなく別室にはこの地の地引網を営む船と網の模型が並んでいて
その技術が進歩する過程を解説していたり、
大漁旗のような万祝という漁師の着る晴れ着や
何百人も浜辺に出て地引網を引く場面を描いた大きな絵馬などが展示されていた。
明治時代、この地の漁師たちがカリフォルニアのモントレーに渡ってアワビ漁を行っていた、
それが缶詰めになって販売されたり地元のシーフードレストランで売られていた、
という話が興味深かった。
別の展示室では房州うちわの企画展が行われていた。
これら無料で見ることができるというのがいい。
2階のオープンカフェもよさそう。
雨も上がって展望デッキへ。
桟橋の向こうでは釣り人が並んでいた。
15時過ぎ、温泉宿へ。
最初かと思いきや既に2組。
一番風呂を望んでいたのだろう、貸切風呂の札が3つのうち、
五右衛門風呂の2つが貸し出されていた。
残る内湯に入る。遠くにうぐいすの声が聞こえた。
上がった後、交代で妻が入りに行く。
その間、買ってきた缶ビールを飲む。
戻ってきて今度は五右衛門風呂へ。
それを何度か繰り返す。
夕食前、ODOYA で見つけた地ビールを飲む。
宮田珠己『四次元温泉日記』を読む。