先週買ったCD #138:2023/06/05-2023/06/11

2023/06/06: www.amazon.co.jp
Robyn Hitchcock & The Egyptians 「Live At The Cambridge Folk Festival」 \2050
 
2023/06/06: tower.jp
Dolly Parton 「Jolene」 \1990
 
2023/06/07: www.hmv.co.jp
Missing Persons 「Late nights, Early Days」 \2490
 
2023/06/07: TowerRecords 光が丘店
Lamp 「ゆめ」 \3300
 
2023/06/08: diskunion.net
kali malone 「The Sacrificial Code」 \2850
 
2023/06/09: www.amazon.co.jp
Asian Dub Foundation 「RAFI's Revenge 20th Anniversary Edition」 \2750
 
2023/06/10: BOOKOFF 館山北条店
Hi-Standard 「Last Of Sunny Day」 \110
Junkie XL 「Saturday Teenage Kick」 \290
Katerine 「Les mariages chinois et la relecture」 \290
Ann Burton 「Blue Burton」 \792
Ann Burton 「Ballad & Burton」 \792
(Soundtracks) 「Footloose」 \792
 
2023/06/11: BOOK OFF SUPER BAZAAR 国道1号多摩川大橋店
Chris Rea 「On The Beach」 \792
Cake 「Fashion Nugget」 \693
Strapping Young Lad 「Live In Austraria no sleep till bedtime」 \550
Faith Pillow 「Live 1981」 \550
(V.A. DJ MURO) 「70 Minutes of Funk」 \550
(Soundtracks) 「Honeymoon In Vegas」 \693
 
2023/06/11: diskunion.net
Heron 「Simple As One Two Three」 \2750
 
2023/06/11: www.amazon.co.jp
Boygenius 「Boygenius」 \1100
Mark Kozelek 「Sings Favorites」 \2186
Duran Duran 「The Wedding Album」 \780
 
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Dolly Parton 「Jolene」
 
Inter FM『Lazy Sunday』の名物企画:ゴールド・リクエス
(事前に発表されたテーマに対してリスナーがリクエストする、番組最後のコーナー)
3週間ぐらい前のテーマが「カバーもいいけど、オリジナルもね!」ということで
アル・グリーン ”Let's Stay Together”
エディ・コクラン ”Summertime Blues”
といった名曲と一緒にかかったのが
ドリー・パートン ”I Will Always Love You”
 
言わずと知れた、ホイットニー・ヒューストンが映画『ボディ・ガード』の中で歌った名曲。
20世紀の歴史に残る見事な歌いっぷり。
いつ聞いても惚れ惚れする。
誰にもなしえなかった高みに上り詰めて、この世界を遥か見渡すかのような。
 
原曲があるってことを知らない人が多いんですよね。
特に僕みたいな『ボディ・ガード』を見てない人だと。
僕も何年か前、この曲を無性に聞きたくなったときに、
ちょうどタイミングよく映画の中のホイットニー・ヒューストンが歌ったナンバーと
そのライヴバージョンなどを集めたアルバムが出て、その解説を読んで知った。
え? そうだったんだ。
カントリーの??
この曲、カントリーだったの?
しかもドリー・パートンはシンガーソングライターであって、この曲も自作。
 
アメリカだとカントリー界の大御所だけど、日本だとどうなんだろう。
リンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリス、ドリー・パートンの3人で歌った
「Trio」(1987)というアルバムがあって、
それが人気を博して「Trio 2」(1999)も出た。
この3人の中だとリンダ・ロンシュタットが文句なしに一番有名だとして
エミルー・ハリスとドリー・パートン、どっちが知名度高いだろう。
エミルー・ハリスはオルタナ・カントリーに接近してロックの側にも知られたけど、
ドリー・パートンはオーセンティックなカントリーを大切にしている印象がある。
 
僕もこのオリジナルの ”I Will Always Love You”
このときの Lazy Sunday で初めて聞いた。
こんな淡々とした、だけど情感に満ちた曲だったのか。
僕はドリー・パートンは上述の「Trio」「Trio2」以外にちゃんと聞いたことがなく、
もう一度 ”I Will Always Love You” を聞いてみたくなったこともあり、
収録されているアルバム「Jolene」(1973)のリマスター盤を取り寄せてみた。
 
冒頭のタイトル曲 ”Jolene” も聞き覚えあるなあと思っていたら
リビアニュートンジョンが1976年にカバーしているとのこと。
リビアニュートンジョンって昨年惜しくも亡くなったわけですが。
生前最後に録音したのが”Jolene”の再録で、
しかもドリー・パートンともデュエットだったのだとか。
 
”I Will Always Love You” は、この素朴な、可憐なバージョンもいいなあ。
妻に聞かせたらこっちの方が絶対いいと。
 
そもそもこのアルバムがいい。
カントリーではあるけど、どっぷりではなく。
聞きやすい。だけど浅くはない。
70年代のよくできた、できすぎたポップソング集。
なるほどなあ、リンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリスに通じるものがあるな。
開かれたカントリーというか。
他のアルバムを聴いてみないとな。