恐山の宿坊について

土曜に編集学校の過去の教室の方たちと会って飲んでいたら
青森に行きたいという話になる。
 
前からその話はあった。
桜の季節に弘前城へ、三内丸山遺跡へ、と考えていたがコロナ禍で断念。
土曜は棟方志功記念館もいいねと。
 
その後メールでやり取りしていたら
恐山の宿坊の温泉がいいらしい、でも遠いと。
恐山温泉 宿坊 吉祥閣」という。
探していたら 秘湯宿.com   というサイトがあって、訪れた方の記事があった。
 
他のいくつかのサイトも参考にしつつざっと見て見ると
・1泊12,000円
・予約は直接電話、FAXのみ(旅行代理店からの申し込み不可)
・食事は食堂で夜、朝とあるが、もちろん精進料理(食事時の飲酒は不可)
・食事のときにお寺の方が食事の作法について説明あり
・部屋は畳敷きの和室(恐山の祭りの際は相部屋もあり得るようだ)
・部屋にトイレはあるが、冷蔵庫やテレビはない
・夜22時消灯
・温泉は内湯の大浴場がクリーミーなお湯(~22:00)
・外湯として宿坊の外の男女別にいくつかある木造の小屋の中、青みがかったにごり湯(~18:00)
・宿坊の裏に混浴あり(ここの泉質が一番いいらしい)
・朝のお勤めあり(供養料は別途)
・カード決済不可
・宿坊内は写真撮影不可
・チェックイン14時より17時まで、チェックアウト10時まで
・恐山の門の外に食事処あり
 
気になるのはアクセス。
新幹線で八戸駅青い森鉄道に乗り継いで野辺地駅まで。
JR大湊線で終点のひとつ手前の下北駅
恐山行きのバスに乗り換える、かな。
半日ぐらいかかるかと思いきや、八戸駅に12時に着くとしたら15時前には恐山に着くようだ。
(あと、野辺地駅からはJR乗り換えかと思ってたんだけど、
 青い森鉄道で終点の大湊駅まで行く路線もあるみたい??)
 
運転できる人がいれば、人数によっては八戸駅でレンタカーを借りるのもありか。
途中の横浜町は菜の花で有名だけど、「湧水亭」の豆腐とおからドーナツが名物。
 
そういえば昨年の11月、トヨタ産業技術記念館エバレット・ブラウンさんの講演を聞いた時、
若い頃、1982年、初めて日本に来た時、上野から青森行きの特急に乗って
本当は津軽半島に行きたかったけどちょうどいいタイミングの電車がなく、
たまたま下北半島行きがあったのでそれに乗ってむつへと向かう。
そのときの縁で、恐山に毎年訪れるようになったと。
地元の人たちとも顔なじみになった。一緒に温泉も入る。
あの頃は明治生まれの人も生きていた。その人たちから江戸時代のことも聞いた。
だから江戸時代も明治時代もそう遠くない、断絶を感じないとエバレットさんは語っていた。
そんなことも思い出した。