先週買ったCD #151:2023/09/05-2023/09/11

2023/09/04: tower.jp
森田童子FM東京イオニアサウンドアプローチ実況録音盤」 \2750
Soft Machine 「Bundles」 \4400
Sigur Ros 「Atta」 \3290
 
2023/09/04: www.hmv.co.jp
Less Than Jake 「The Pez Collection」 \110
No Use For A Name 「Keep The Cofused」 \297
Miss Kittin & The Hacker 「First Album」 \297
Miss Kittin 「I Com」 \297
 
2023/09/04: diskunion.net
阿部芙蓉美 「沈黙の恋人」 \1700
 
2023/09/05: diskunion.net
Aerosmith 「Big Ones」 \580
 
2023/09/06: diskunion.net
Pat Martino 「All Sides Now」 \680
 
2023/09/06: TowerRecords リヴィン光が丘店
Juliana Hatfield 「Juliana Hatfield Sings The Police」 (\2290)
タワレコのポイントで
 
2023/09/09: BOOKOFF 練馬光が丘店
仲井戸麗市 「絵」 \330
佐野元春 「The Golden Ring」 \890
Michael Hedges 「Aerial Boundaries」 \550
(V.A.) 「The Rough Guide To The Music Of Okinawa」 \550
 
2023/09/09: BOOKOFF 練馬光が丘店
アンジー 「HISOKA」 (\550)
Dan Gibson's Solitudes 「Great Lakes Suite」 (\330)
ブックオフのポイントで
 
2023/09/09: HIKARIGAOKA 秋の古本市(シルバー書房)
dj honda 「dj honda」 \330
Logic System 「To Gen Kyo」 \330
喜納庄吉&チャンプルーズ 「Rainbow Market」 \330
Gabby Pahinui 「Rabbit Island Music Festival」 \330
Steve Jordan 「Las Coronelas」 \330
(V.A.) 「Common Ground」 \330
 
2023/09/09: メルカリ
Gang Of Four 「Shrinkwrapped」 \1000
 
2023/09/10: www.hmv.co.jp
Astor Piazzolla 「Piazzolla - Goyeneche en Vivo」 \1100
 
2023/09/10: diskunion.net
Bread & Butter 「BB★C」 \1800
Beth Orton 「Central Reserbation Expanded Edition」 \1700
 
2023/09/10: HIKARIGAOKA 秋の古本市(シルバー書房)
Sileas 「Beating Harps」 \330
 
2023/09/10: diskunion.net
Friction 「Skin Deep」 \880
Linda Ronstadt 「We Ran」 \1600
Slayer 「Seasons In The Abyss」 \1300
Phil Everly 「Star Spangled Springer」 \1100
The Auteurs 「Now I'm A Cowboy Expanded Edition」 \1100
 
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Juliana Hatfield 「Juliana Hatfield Sings The Police
 
CD棚を眺めていたらジュリアナ・ハットフィールドが目に留まる。
自分がどのアルバムを持っているか忘れていたが、
「Hey Babe」(1992)
「Only Everything」(1995)
「Bed」(1998)
「Beautiful Creature」(2000)
「Juliana's Pony: Total System Failure」(2000)
と、ソロになってからの最初の5作は持っていた。
何枚か iTunes に取り込んで iPhone に入れた。
 
「Beautiful Creature」と「Juliana's Pony: Total System Failure」が同時発表の連作らしく、
静と動を振り分けたようでどちらもなかなかよかった。
(僕の持っていたのはこの2枚を箱に収めたセットだった)
パンクを通過した正統派のシンガーソングライター。
陰りのある音、佇まいがいい。
この人もまた、沁みついて離れない孤独を胸に抱えているのだろう。
 
その後どんなアルバムを? と思って調べてみたら
最近出してるのはカバー集なんですね。
この秋に ELO (Electric Light Orchestra)が発売予定。
2018年にはオリビア・ニュートン・ジョン 2019年には The Police が。
うぉーっ、聞きたい。どちらも聞きたい。
迷った結果、まずは The Police を。
 
なかなか面白い選曲。
”Can't Stand Losing You”
”Canary In A Coalmine”
”Next To You”
”Hungry For You (J'Aurais Toujours Faim De Toi)”
”Roxanne”
”Every Breath You Take”
”Hole In My Life”
”De Do Do Do, De Da Da Da”
”Murder By Numbers”
”Landlord”
”Rehumanize Yourself”
”It's Alright For You”
 
彼女の好きな曲を素直に選んだのだろうか。
案外バランスのいい選曲なのかもしれない。
有名な曲とマニアックな曲が共存しているし、
1作目から5作目まで少なくとも1曲ずつは選ばれている。
”Landlord” なんてシングルのB面ですよ。
4作目「Ghost In The Machine」の
”Hungry For You (J'Aurais Toujours Faim De Toi)”
”Rehumanize Yourself”
この2曲は恥ずかしながらどういう曲だったか、全く思い出せない。
 
超有名な ”Roxanne” や ”Every Breath You Take” は選ばれているが、
”Message In A Bottle” や ”Every Little Thing She Does Is Magic” や
”King of Pain”といった代表曲は選ばれていない。
マニアックな曲と言っても
例えば5作目「Synchronicity」の ”Mother” や ”Miss Gradenko” 
といったひねった曲は選ばれない。
やはり ”Next To You” や ”It's Alright For You” といった
パンクっぽいストレートな曲が好きなんだな。
 
聞いてみると "Roxanne"のように実験的なアレンジのものもいくつかあるけど
ほとんどは手作り感溢れるシンプルな演奏。
ベースやドラムにゲストを呼んだ曲もありつつ、大半が自ら全ての楽器を演奏したからだろう。
肩の力を抜いて、自分のこれまでの音楽人生に身を任せつつ、
曲に導かれるようにアレンジしていく。
そんなすがすがしさがある。
ソロになる前の The Lemmonheasds での活動も根っこにあるのかもしれない。
5作目「It's A Shame About Ray」(1992)の頃、加入。
清涼感のある、シンプルなオルタナティヴ・ロックだった。
 
オリビア・ニュートン・ジョンも聞かないとなあ。もちろん ELO も。
この3組というセレクションが80年代洋楽ファンにはたまらないですね。
(厳密にいうと ELO の全盛期は70年代末ですが)
今思うと、映画『ザナドゥ』のサントラってELOもオリビア・ニュートン・ジョンも参加してた。
有名なタイトル曲は ELO をバックにオリビア・ニュートン・ジョンが歌う。
そのつながりがカバー集3作目は ELO というヒントになったんじゃないかな。
 
余談ながら。
以前にも書いたことだが、カバーアルバムにはいろんな種類がある。
カバーする側にもカバーされる側にも 1:n の関係があって
アーティストとアルバムにも n:n の関係がある。
順列組み合わせ的に書き出していくと、
 
1)一組のアーティストが一組のアーティストの一枚のアルバムをまるごとカバーする
2)一組のアーティストが一組のアーティストの複数のアルバムから選んでカバーする
3)一組のアーティストが複数のアーティストの複数のアルバムから選んでカバーする
4)一組のアーティストが複数のアーティストの一枚のアルバムをまるごとカバーする
5)複数のアーティストが一組のアーティストの一枚のアルバムをまるごとカバーする
6)複数のアーティストが一組のアーティストの複数のアルバムから選んでカバーする
7)複数のアーティストが複数のアーティストの複数のアルバムから選んでカバーする
8)複数のアーティストが複数のアーティストの一枚のアルバムをまるごとカバーする
※このとき、4)8)は複数のアーティストが同時多発的にまったく同じアルバムをつくると考えるとありえないが、
 複数のアーティストの集合した1枚のアルバムと捉えると解釈は成り立つ。
 
今回の「Juliana Hatfield Sings The Police」は2)のパターンで、それぞれに名盤がある。
1)だと The Flaming LipsPink Floyd 「The Dark Side Of The Moon」のカバー、
Cheap TrickThe Beatles 「Sgt Peppers ...」のカバー(ボーナストラックありですが)など
3)だとスザンナ・ホフスとマシュー・スウィートの「Under The Covers」のシリーズなど。
トリビュート物のオムニバスは5)か6)ですね。
変わり種だと、Phish が3枚組や4枚組ライブアルバムの途中で自作曲の間に1)を挟むというのもある。
Talking Heads ”Remain In Light” とかThe BeatlesWhite Album” とか。