先週買ったCD #183:2024/04/22-2024/04/28

 
2024/04/23: tower.jp
Ministry 「Toronto 1986」 (\3190)
タワレコのポイントで。割引3000円。差額190円。
 
2024/04/23: tower.jp
Taylor Swift 「The Tortured Poets Department」 \2750
The Black Crowes 「Happiness Bastards」 \3080
Bob Merley 「Marley The Original Soundtrack」 \1980
Type O Negative 「Bloody Kisses (Deluxe Edition)」 \3790
 
2024/04/24: ヤフオク
(V.A.) 「The Funky 16 Corners」 \880
 
2024/04/24: www.amazon.co.jp
Steve Earle 「Live At The BBC」 \780
 
2024/04/24: DiskUnion 新宿インディ・オルタナティヴロック館
Jane Weaver 「Flock」 \1100
 
2024/04/24: DiskUnion 新宿ラテンブラジル館
Justin Hines and the Dominoes 「Jezebel + Just In Time」 \1050
Wayne Jarrett 「Bubble Up」 \1300
「Kenang Kenangan Vol.2」 \2750
(V.A.)(V.A. Numero) 「Numero 36 Cult Cargo: Salsa Boricua De Chicago」 \3520
Meaningful Stone 「A Called From My Dream」 \3575
 
2024/04/24: DiskUnion 新宿中古センター
Johnny Thunders 「Que Sera, Sera Resurrected」 \4650
Charls Mingus 「Tonight At Noon」 \880
 
2024/04/24: DiskUnion 神保町店
Charls Mingus 「Pithecanthropus Erectus」 \680
 
2024/04/25: diskunion.net
Public Enemy 「Revolutionary Tour 2003」 \4785
Cyne 「Cyne (Collection 1999 - 2003)」 \480
S.Y.P.H. 「S.Y.P.H」 \1300
 
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Public Enemy 「Revolutionary Tour 2003」
 
アナログレコードの人気の高まりとともに
ここ数年ですっかり定着した感のある『Record Store Day』
その名の通り、レコード屋:レコードをつくる人、売る人の祝祭日というか。
アメリカで始まったのが日本にも広まった。
4月の第3土曜日と、11月のブラックフライデーの年2回、
『Record Store Day』用に限定生産された特別なシングルやアルバムを店頭発売する。
過去のアルバムをレコードで再発という場合もあるけど、
未発表音源を蔵出しということも多い。
なので、熱心なファンは何とか入手しようと店に向かうことになる。
もしかしたら前の晩から並ぶという人もいるのかもしれない。
 
僕はレコードには手を出さないようにしているので
(もはや家の中に置くスペースはないし、破産する)
この日にレアな 7inch シングルを買いあさるということはないのだが、
蔵出し音源を CD でも出すことがあって、
もちろんそちらも限定盤ということもあってそこを狙いに行くことになる。
過去入手したのが、
Tears For Fears 「Live at Massey Hall」や
The 1975 「Live With The BBC Philharmonic Orchestra」
 
後者は本当に店に買いに行った。昨年の、4月第3土曜日。
DiskUnion ならあるんじゃないかと吉祥寺から新宿各店を回ってどこも在庫なし。
諦めて最後にタワレコに行ったら、あった!
つい浮かれてしまった。
 
今回買ったのは Public Enemy の2003年のライヴ。
以前にも出てたんだけど、そのリマスタリング。曲数も増えている。
20日の土曜に店頭発売開始。
『Record Store Day』の趣旨からして店頭優先となるため、
ネットは1日後、21日の午前0時から取り扱い開始。
僕は DiskUnion のサイトで直前からスタンバって辛くも入手。
オーダー手続きを終えた後には既に販売終了となっていた。
発売開始の時刻を待ってリロードを繰り返すなんて
10年ぐらい前の iPhone の発売日以来かもしれない。
 
届いて iPhone に入れて早速聞く。
Public Enemy というと
2作目「It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back」(1988)や
3作目「Fear of a Black Planet」(1990)
といった初期のアルバム、あるいは
スパイク・リー監督の『Do The Right Thing』(1989)で使われた
”Fight The Power” のイメージがあるので
正直僕は2000年代の Public Enemy ってどんなだったっけ? と。
 
全然現役でした。
というか、ここがピークと言われたら疑わずに信じてしまう。
Public Enemy がどんなふうにライヴをやっていたのかも実はよく知らず。
チャックDとフレイヴァ―・フレイヴの2MCと
ターミネーターⅩとプロフェッサー・グリフは、えーと、DJだっけ?
うろ覚えで聴き始めたら横っ面ひっぱたかれた。
ターンテーブルがいるのは当然として、
ドラム、ベース、ギターは生音。しかもずっしりと重たい。
機関銃のように言葉を乗せていくのでリズム重視で隙間が多い。
ヘヴィ・ロックのひとつの究極系ではあるが、メタルではない。
そこに、MCというよりアジテーターのようなチャックDのぶっとい声。
フレイヴァ―・フレイヴも煽りまくる。
完璧にコントロールされたカオス。
これ、生で見ることができたら人生変わるな。
 
”Fight The Power” ”Bring The Noise” といった代表曲に当時のアルバムの曲も。
ジミヘンや Led Zeppelin のカバーを織り交ぜたり、緩急自在で2枚組も飽きさせない。
最後はスライのカバーで ”Thank You” というところが、
自分たちはソウル・ミュージックの系譜の最先端なのだと主張しているかのようで、
なんだか胸が熱くなる。
 
ラップのライヴアルバムってなかなかないんですよね。
2PAC とか。De La Soul とか。Boogie Down Productions とか。
その中では現時点でベストの1枚はこれだと思う。