二十三回忌

母親から電話があって、今月末の日曜に父の23回忌の法事があるから
帰って来れるようなら青森に帰って来いという。
前は「仕事が忙しいから」とかなんとか言ってたが、
日が近付いてくると「やっぱ行かなきゃな」という気分になってくる。
こういうのおろそかにしちゃいけないよな。
しかも自分の父親なわけなんだし。


航空券を買いに行く。
会社の休みを月曜だけとることにする。
日曜の早朝に羽田を発って、11時には法事が始まる。
一晩泊まって月曜の昼過ぎには東京に戻っている。
慌しい。でも「とんぼ返り」ってほどでもないか。


金曜、会社が終わってから帰るというのがよかったんだろうけど
土曜には大学の友人の結婚式が行われることになっている。
この日は再開した友人たちと遅くまで飲んでるんだろうな。
日曜の朝は5時起き。前の晩に泥酔していたら起きれないよな。気をつけないと。


この頃はもう東京は桜が咲いているはずであって。
でも青森は1ヶ月遅れ。ゴールデンウィークにならないと桜は咲いていない。
いくら春とはいえ、青森はまだ寒いのだろう。


23回忌ってことから言えばもうとんでもない年月なわけで。
父親がいなくなってからの方がはるかに長い。
改めて今20年以上経過してるってことに気がついて
流れ去る時間の重みのようなものを感じている。