オハイオ隊、遠征(その24)5/7Cincinnati Mills

モールにて。たまたま撮れた写真


オハイオも最終日ということで、お土産を買いに行く。
アメリカならではの、でっかいモールがいいよね」ってことで
連れてってもらったのが「Cincinnati Mills」
http://www.cincinnatimills.com/static/node1416.jsp
シンシナティの北側にあって、2階建ての平べったいモール。
外から見るといくつかの郊外型大型店舗が1つにつながりあったかのよう。
もちろん、駐車場もでかい。


まず入ったのは「Outdoor World」というその名の通りアウトドアの店。
日本でアウトドアというとキャンプとか登山とかそういうのだけど、
ここはアメリカ。普通に猟銃が売ってた。ボウガンも。
銃社会アメリカ」はー。買えちゃうんだ。
壁一面にライフルが並んでて、普通に、男たちが手にとってみようかどうか迷ってる。
ボウガン売り場を子供が歩いていたりする。
いいんだろうか?と思う。いいんだろうな・・・
ちょうどレジで買おうとしている人がいた。
なんかボウガンのイメージとは違う感じの人。・・・何に使うのだろう?
っつうかこの人に限らず普段何にボウガンを使うんだろう?猟?防犯?
売り場にはモーターボートも売られている。何台も並んでいる。
日本でもこういう光景探せば見つかる?
価格帯で言えば1台2万ドル前後。だいたい200万円か。
それぐらいで買えるものなのか・・・
迷彩系に塗られた小さなジープが100万しなかったなあ。
あれ輸入して日本で走らせることはできないかな。


トラベル用品の店でジュンコがウエストポーチを購入。
パスポートや財布を入れるためにごついのはしてたんだけど、
初日の成田から「もっと小さいのがいい」と言い続け。
ようやく最終日にて購入を決意・・・
このメンバーでは英語が一番苦手なのに、店員とたった1人で交渉。
周りの4人は店の外でハラハラしたりニヤニヤしたりしながら見守る。


「Wish Well Coin」というのがあった。
「願いの井戸」ってことか。アメリカではコインが一般的なのかな。
逆さにした巨大なホルンみたいなのが置いてあって、
コインを投げ入れると螺旋のスロープを下っていくかのように
ゆっくりと何周も何周も緩やかな円を描いて底に開いた穴に落ちていく。
2人同時に向かい合った位置から投げ入れて、
先に落ちた方(あるいは後に落ちた方だったかな)の願いが叶う。


最初のうちはみんなで固まって行動してたんだけど、
The Body Shop」のような店に入った時点で、僕は興味なし。
ジュンコやタクは自分用にあるいはお土産用にあれこれ見たくて
長くかかりそうだったから、僕はここから単独行動。
性格的にまずは一通り全部見てみないことには気が済まない。
早足でせかせかと見て回る。


次から次にテナントが立ち並ぶ中で
「Jeans Mate」のような店にまずは入ってみた。かなり大きい。
店の片側はコの字型の壁を組み合わせて、それ全部がびっしりとTシャツの棚。
1つ1つの列が全て同じTシャツのサイズ違い。
どこまでも連なっている様は壮観。
どれも1枚6.98ドルという安さ。
安いんだけどこれと言って欲しいものはない。無理に買っても着ることはない。


この手の物量系・安売り系のファッションの店がモールの中には多かった。特に女の子用の。
あと多かったのはスポーツ系の店かな。スポーツ用品っていうのではなく、
メジャーリーグだとシンシナティ・レッズのユニフォームのレプリカを売ってるような。
アイスホッケーやバスケのユニフォーム、チームにちなんだキャップなど。
店によってはスタープレイヤーの直筆サイン入りの写真をショーウインドーに飾っていたりする。
僕は今回の旅行では野球帽みたいなのをかぶってたいなーと思ってたんだけど、
そもそも前日・前々日は買う暇なく。
そんでこの日あれこれ見たんだけど、明日出発だしなあと思うとなかなか買う気になれず。
買って帰っても日本では絶対土日にかぶらないだろうし。
もちろん日本でも探すことはなさそう。


キャップ専門店を見つけ、中に入る。
おばさんから「ハイ!1個買ったらもう1個はただよ」と声かけられ、
四方の壁全てに掛けられた帽子という帽子を見て周る。
おおこれはヤンキースだ、これはドジャースマリナーズだと見つけるものの
そういうのをかぶりたいわけではなく。


日本でも行楽地で見かけるような、
アイドルやミュージシャンのグッズを売ってるような店があったりする。
カバンやTシャツにそのキャラクターが描かれている。
Weezer, The Postal Service, Taking Back Sunday のTシャツを見つける。
Weezer 好きとしては買いたかったんだけど、これもやめとく。
僕も大人になったもんだ。
買ってから必要かどうか判断するようなことはなくなった。
同じ店の全然別の場所に Metalica, Sublime, Korn のTシャツがあって、
恐らくこれらは全く別のジャンルとして扱われてるのだと推測される。
前者がエモで後者がオルタナティブ?(Sublime は逆だと思うが)
日本だと好きな人じゃない限り一緒くただけど、
アメリカの歴然たるジャンルの壁みたいなのをなんとなく感じた。
この店は髑髏系や暗黒な雰囲気を醸し出した装飾品も充実。
こういうの、ほんとどこでもあるんだな。


1時間かけて1階と2階の全てのストリートを見て回って、どうもパッとせず。
「落ちぶれてるよ」とボブが事前に言ってたけど、ほんとだった・・・
ところどころ店がしまってるし。
日本関係の物品を売っている店も閉店。
そもそも客の姿は少ないし。シンシナティやばくないか。
今から6年前か、フォートワースを出張で訪れたときに
連れてってもらったモールはこんなもんじゃなかった。
全部回りきれなかったし。Virgin があったんだったかな。
欲しいものばっかりで「何を買わないか」が重要なテーマだった。
(Blue Note とパンクのアルバム・カヴァー集を買った覚えがある)
が、ここシンシナティのモールでは欲しくなったもの何もなし・・・
CDの店がなかったしなあ。本屋も見つけたのは1つだけ。
結局は巨大なスーパーマーケットか。
日本で言ったら絶対イトーヨーカドー


唯一CDを置いてそうな店を見つけて入ってみるもなんだか様子がおかしい。
元々は本や雑貨を売る店の一角。
Rock や Contemporary Pop のコーナーも見たことないグループばかり。
そもそも置いてる数が少ない。
Gospel が同じぐらい、あるいはそれ以上にフィーチャーされている。
保守的なアメリカ中西部ってこんな感じなの?
「Praise and Worship」「Modern Woship」という棚があって
手にとってCDをとってみると、妙にグループのメンバーの写真が溌剌としている。
タイトルは「Jerusalem arise !」や「17 Christian Hits」
教会での説教のライブ盤もあった。
ここでハタと気付く。教会関係の店なのだ!
見渡してみると十字架やハートをデザインにあしらったものばかり。
「Accompaniment Tracks」と書かれた棚では
教会か学校で合唱の時間に使うための伴奏として
2・3曲入った簡素な装丁のCDが棚に山積みとなっている。
Karaoke」や「Espanol」のコーナーもある。
店一押しの売れ筋商品のところでは
「Hawk Nelson」ってバンドが最も目立つようになっていて
キリスト教関係のバンド?
なんとなくパンクっぽくて関係なさそうだけど・・・
買おうかどうか迷って、やめといた。
教会のライブ盤も欲しかったんだけどなあ。ある意味怖いもの見たさで。
でも一度聞いて「こんなもんか」とわかったらそれ以上いらないし。やはり買わない。


シネコンが2つあった。アメリカも映画といえばシネコンか。
M:i:III」(ミッション・インポッシブルの3作目)や
「Scary Movie 4」(絶叫計画4)が上映されていた。
あと、「The Sentinel」「RV」「Silent Hill」ってのをやっていた。


2階の端のほうに軍隊関係の店?を見つける。
壁際にいくつか仕切られたブースと机があって、ノートPCで何かを見ている男性が2・3人。
20畳ぐらいの広いスペースでは真ん中にアメリカの国旗を売っている。
あれはなんだったのだろう。
その向かいにはギターショップ。
だけど入口でボディチェックか何かを受けなければならなく、
そのための従業員が何人も立っている。
なんなんだ、このものものしさは。入るのをやめる。
チラッと覗いたら店の奥にギターがブワーッと。


子供用に暗闇の中でゴルフごっこのできる遊び場があったり、
とある一角ではいきなり社交ダンスのレッスンが行われてたり。
お土産屋っぽい店では「10分で戻ります」との札が掲げられシャッターが下りたまま、
誰も帰ってこない。通りがかるたびに気になった。


「American Eagle Outfitters」という、日本だったらどこだろう?
まあ Jeans Mate よりはワンランク上な店で4人を見つけて合流。
タクとジュンコは色違いで、厚手の同じデザインのTシャツを買っていた。


女の子用の服を売っている店の名前が「DEB
ジュンコが見つけて「ねえ、見て見て!」と。デブですか。笑う。
ガチャガチャ(地方によってはガチャポン?)もあった。
「Gacha USA」中に何が入っているのかは・・・、確認し忘れた。


興味深かったのは「Teddy Bear Stuffers」という店。
その名の通りテディ・ベアのぬいぐるみに自分で綿を詰めるというもの。
子供向け。でもこの日は客がいなくて、
綿飴の機械を横に倒したようなのがカラカラとむなしく回っているだけだった。
なんだか寂しい光景だったけど、
日本にもこういうのがあったら受けるのではないかと思った。