「アーティスト・ファイル 2008―現代の作家たち」

先週の日曜、盛岡ツアーの翌日、六本木へ。
以前映画に出てもらったコタニさんの出演する演劇を見に行く。
http://tonado.jp/


その前に、国立新美術館へ。
昨年同様、とある団体の展示会に叔父の絵を見に行く。
見終わって時間がちょっとだけあって、
「アーティスト・ファイル 2008―現代の作家たち」ってのを見ることにした。
モディリアーニ展」もやってたけどこの人のことはあんまり興味なし。
(見終わった後、地下に下りて出会ったのが、先日書いた freitag


http://www.nact.jp/exhibition_special/2007/artistfile2008/index.html


現代アートの最前線、ってとこなのだろうか。
日本から6人、海外から2人も計8人の作品。
よかったのは、海外の2人。
エリナ・ブロテルスとポリクセニ・パパペトルー、共に女性。
日本人がダメ、ってことではなくて
たまたまこの2人の表現手段が写真の連作だったってのが
僕の好みに合っていたわけで。


特にエリナ・ブロテルスかな。
写真集があったら欲しいなあ。
探したら、ギャラリーのサイトがあった。
http://www.sag.se/foto/elinabrotherus/elina.html


今回の「アーティスト・ファイル」に出展されていたのを見つけた:
http://www.sag.se/foto/elinabrotherus/pages/divorceportrait.html
http://www.sag.se/foto/elinabrotherus/pages/horizon6.html
http://www.sag.se/foto/elinabrotherus/pages/printemps.html
http://www.sag.se/foto/elinabrotherus/pages/deuxpersonnagesauborddelamer.html


ポリクセニ・パパペトルーも作品が見れるね。
http://polixenipapapetrou.net/works.php?cat=Games_of_Consequence_2008
http://polixenipapapetrou.net/works.php?cat=Haunted_Country_2006


「この人はこの世界をこんなふうに見ているのか」
っていうのを提示するのがアートだとしたら
なんか最もアーティスティックで、いい意味でゾッとしたのは
竹村京というベルリン在住の女性の作品。
http://www.takemurakei.com/
生活のどこかに存在する何の変哲もないものを集めて
提示しているだけのはずなのに、何かがおかしなことになっている。
この人には確固たる視点がある。
気になる。今後も目が離せないように思う。


あと、単純にきれいだった、見ていて心地よかったのが
さわひらきの映像作品。
夕暮れ時の海辺にて無数の花火が打ち上げられるってのがあって、
「いつまでも見ていたいなあ」と思った。
この花火のためだけにも、また見に行きたいなあと。


これだけ見れて入場料\1,000っていうのは破格の安さ。
いい企画でした。