昨晩は六本木のインド料理屋「ブカラ」に
インド音楽といけばなを融合したライブを見に行った。
http://bukhara.jimdo.com/5-20-20-00-tabla-rasa-live/
今回何が驚いたかって、企画したのが青高演劇部からの長らくの友人で、
いけばなが編集学校の物語講座でお世話になった師範の方。
http://www.so-sen.net/
なに? このつながり。びっくり。これまで僕の中で全く接点のなかった領域。
ある朝起きて Facebook で2人並んでるのを見て寝ぼけてるのかと思った。
世界は広いが、世間は狭い。
定時後、神保町から歩いて日比谷まで行って、地下鉄で六本木へ。
飯倉方面を東京タワーに向かって、店を見つける。
カレーを食べてキング・フィッシャーを飲んで、始まるのを待つ。
タブラ、ベース、いけばなの組み合わせ。
もちろん、音楽も花をいけるのも即興。真剣勝負。
今回のテーマは店にあった「器」を元にいけるということで、
バスケットや銀皿やインドっぽい花瓶? などが利用された。
器の置く位置を決めると、新聞紙に包まれた花の束から抜き出して、
鋏みで切り、茎や葉の形を整え、配置する。
無数の関係性・可能性の中から、その都度1つを選ぶ。
何が出来上がるのかは全くもって分からない。
しかしそれは、生まれる。
面白いなあ! いけばながこんな面白いものだとは。
師範の方は鋏に小型マイクを仕込んでエフェクターに通し、
エコーのかかったシャキーンという音。
これもまた楽器として演奏として加わっていた。
2回のセッションが終わって、片付けの風景を眺める。
使われなかった無数の花たち。紫陽花であるとか。
切られた花の命は短いのに。どこかで使われるのだろうか。
今回いけた、鋏を入れた花たちも持ち帰るようだ。
とてもいい試みなんだけど、残念ながら客はまばら。もったいない。
もっと注目を浴びてもいいかも。
今回が3回目。月イチで開催。
話変わって、インド人のオーナーが
この土日に被災地への炊き出しへと向かうとのことで、
インド系のスタッフたちがひたすらナンを焼き続けていた。
いろんな人たちがいろんなところで援助に加わっているのに出会う。