「国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス」

今日はあれこれアクティブに活動した日だった。
午前、目黒の東京都庭園美術館
「国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス」を見に行く。
せっかくの目黒なので話によく聞く「蒙古タンメン中本」へ。


午後、池袋に移動。編集学校のネットワーク絡みで、
サンシャイン劇場に「うたあそび 小三治、僕、ちょっと歌いに参りました。」
を見て、その後代官山に移動。「仲秋の読書室」
そして恵比寿で飲んで帰ってくる。

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朝、8時に起きて洗濯などした後に外に出る。
編集学校の集まりに顔を出すのでアロハシャツ。


目黒へ。駅を出て東京都庭園美術館へと歩いていく。
今日もまた日差しが暑い。緑なす庭園は涼しげだ。
守衛にチケットを見せて中に入る。
「国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス」を観る。
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/glass/index.html


今回のチケット、もらいものだったりするんですね。
学生時代、エルミタージュ美術館を訪れて
半日、ピカソマティスを求めて駆けずり回ったことがある。
そんな自分でもガラス工芸品となるとそれほど食指は動かず。
自分の興味のアンテナだけだと足を運ぶことはなかっただろう。
たまたまチケットをもらうことができてよかった。


エカチェリーナ2世の時代に「隠れ家」としてのエルミタージュ美術館が建てられ、
ガラス工芸品の蒐集が始まる。16世紀のヴェネチアン・グラス、
17世紀のボヘミアン・グラス、そして18世紀のドイツやスペイン、
19世紀のイギリス、スペインと時代を下っていく。
(年表にはウィリアム・モリスの名前があったが、特に作品はなかったようだ。
 その代わりにエミール・ガレの作品が何点かあった)
「アイス・グラス」であるとか
その時代に開発された技法を紹介しているのが興味深い。
僕自身は完成品としてのゴブレットや水差しよりも
「小さなガラス棒の束27個、1本の長い棒、68本の見本の円形小片を載せたパレット」
「ビーズとガラスの菅玉の見本が入った箱」
といった素材から作品のあいだの過程を切り取った展示の方が面白かった。


別な流れとしてロマノフ王朝のガラス工場の珠玉の作品の数々。
遠くから見ると瀟洒な、近くからみると素朴なシャンデリアなど。
その当時の各国の習いに準じて、タンブラーやゴブレットも
ピョートル大帝モノグラムだとかエカチェリーナ2世の肖像を
取り込んだデザインとなる。


けっこう人が入っていた。
都内から集まったハイソなおばはんたち…


美術館を出て庭園を歩く。
日本庭園も洋風庭園もiPhoneで写真を撮ろうとしても
それほど美しい景色とはならず。色褪せている。
初夏の頃がここはよいのかもしれない。


せっかく目黒に来たのだからと「蒙古タンメン中本へ」
看板メニューは味噌タンメンに激辛麻婆豆腐が乗っているようだ。
大学のある町で必ずひとつは名物店の生まれるジャンク系ってとこか。
五目蒙古タンメンと定食(小ライス+小麻婆豆腐)にする。
単なる麻婆麺ではない。初めての体験。
しかし、なかなかうまかった。近くにあったらはまるかもしれない。


閉店ラッシュにも耐えたatreのHMVに入ってみて、目黒を後にする。


今日は3.11から半年、9.11から10年。
「目黒のさんまのふるさとを守れ!」というメッセージを
街のあちこちで見かけた。