箱根へ その1

5/2(土)のこと。
明日の箱根での顔合わせのため、青森から母と妹夫婦と甥っ子が上京。
羽田に迎えに行き、新宿のホテルまで送ることになっている。


昨晩寝落ちの妻を僕が3時に起こすつもりが、僕自身起きられず。
5時に目が覚めて下りていくと妻も起きていた。
土曜なのでゴミを捨ててまた眠る。


8時起き。母が見に来るというので昨日に引き続き家の中を片付ける。
まだもう少しやりたいと妻は迎えに行くのを諦めて片付けに専念する。
ひとりで羽田空港へと向かう。
二子玉川の駅まで行って京急バスに乗る。
行きはやはり渋谷までの首都高が混んでいた。
草枕』の解説を読み終える。


11:20到着に対して、1時間前に着く。
先週熊本に行く前に見つけた
木製玩具の飛行機・ヘリコプター・整備車両のセットを甥っ子へのお土産に買う。
ANA の飛行機ということになっている。
今はこれでも喜んでくれるけど、
もしかしたら何年か後には飛行機・空港グッズ専門店で売られていた
ルフトハンザなど世界各地の航空機の模型を欲しがるようになるかもしれない。
安いのだと5,000円ぐらいから、高いのだと1万以上。
しかし、よくできていて僕も欲しくなる。


暇つぶしにブラブラ歩いていたらゴールデンウィークの企画で
『Number』の表紙に自分の顔写真を合成したのを作成してくれるというのをやっていた。
無料。まだ午前中だったからかそれほど並んでない。
僕も、と思うが自分ひとりで写って喜ぶのもなんだよな、とやめておく。
後で妹夫婦と甥っ子が3人で撮っていたのを知る。
やっぱ小さい子どもが真ん中にいてこそ、いい表紙になる。


11:40頃合流。妹夫婦は甥っ子に飛行機を見せに行く。
僕と母はそこで別れて先にバスに乗って二子玉川へ。
やはり帰りの方が車の流れがいい。
古い灰色の塔が途中で断ち切られてドーム型の蓋をしている、
という感じの建物がふたつ並んでいた。
後から調べてみたら「駒沢給水塔」
双子の給水塔で今も現役で利用されているのは世界的にも珍しいとのこと。


二子玉川は土曜、5連休の初日ということもあって相変わらずの混雑っぷり。
こんなところに息子は住んでるのかと母も驚く。
妻と落ち合って「九つ井」という前から気になっていた和食・そばの店に入る。
天ぷらそばを食べる。サーロインステーキも一皿頼んで分け合う。
地下なんだけれども旧家を改装したとかで広い座敷は一本の板を渡してつくられている。
聞くと天皇陛下の保養地に建てられていた別荘の廃材をもらったとかで。
平日は離れの利用が可という何気にすごいところだった。
小皿に始まって器のひとつひとつも気が効いていて、自分たちで窯を持っている。
天ぷらそばももちろん、うまかった。


14時過ぎ、瀬田の家まで坂道を上っていくのは母も辛かろうとタクシーに乗る。
母を家の中に案内する。お茶を出す。
1階のCDラックだけでため息をつき、2階は怖いからやめておくという。


妻と母が話している間、クリーニング屋に冬物を運ぶ。
全部で16点、40%OFFなのに2万というのは高すぎ。
いや、相場がそういうものなのか。
荻窪で利用していた店が安すぎだったのか。


なんとはなしに嵐やプロ野球選手の出ているチーム対抗型バラエティを見て、
16時前に家を出る。新宿のホテルへ。
どのルートが最も母の負担が少ないか考えて、
バスに乗って千歳船橋へ、その後小田急線で移動とする。
遠回りになったがバス停まではすぐ近くだし、どちらも座って行けた。


新宿のホテルへ。眺めのいい部屋スカイツリーも東京タワーも一望できた。
代々木のドコモのビルの陰に競技場が見えた。
東京オリンピックに向けて新しいのを建設中? や、まだのはず。


18時近く、日も傾いたところで夕食を食べに外に出る。
昔母と妹と上京したときによく食べに行った中村屋のカレー。
�癲島屋の中を通って地上へ。
少しでも人波を避けようと丸井から伊勢丹へと向かう通りを歩く。
しかし新宿通りに曲がってからは若者たちばかりで思わずはぐれそうになる。
母が若いころ働いていたときの面影は紀伊国屋書店ぐらいしかない。
ビックロとか、ねえ。


母の勤め先だった店は今はなくなり、
ビルは残っていたけれどもテナントに貸し出す雑居ビルとなっていた。
家賃収入だけでオーナーには十分過ぎるほどの収入となるのだろう。
僕が小さい頃は一階から最上階までがお茶道具の店だった。
学生時代はかろうじて最上階に残っていたか。


中村屋へ。改装してからは初めて。
ほどよく混んでいる。6人だったので結構待つ。
いつもだと「コールマンカリー」なんだけど
今日は「牛肉の柔らか煮」(ビーフシチュー)としてみた。
東京を代表する洋食屋のひとつとしてさすが安定のうまさですね。
メニューにあった麻婆豆腐定食、五目焼きそば、ナポリターノが気になった。


母と妹夫婦と甥っ子をホテルまで送っていく。
南口の紀伊国屋書店に寄る。
必要に迫られて伊坂幸太郎アイネクライネナハトムジーク』を買う。
『SWITCH』の「ジャズタモリ特集」と
dancyu』の別冊「中央線とdancyu」も合わせて。


渋谷からバスに乗って帰ってくる。