引っ越しすることになり、ゴールデンウィークの初日、
引っ越し業者が来て見積もりをする。
引っ越し一括見積依頼サイトのようなところに試しに利用してみたら
送信ボタンを押した瞬間、各社からメールと電話が。マジで。
8社だったか10社だったか。
そのうち3社に来てもらうことにする。
前回の引っ越しでよかったとこが本命(A社)、再大手が対抗(B社)。
もう一社参考のため大穴枠(C社)でとしたところ、
蓋を開けてみたらその大穴が意外と走って。結果そこになった。
最初A社の営業の方が一番手で午前中に。
CDと本が多いため想定以上の金額になる。
どうですか? と聞かれて、これぐらいだったらとディスカウントを期待すると
じゃあここまでなら引けますとその額を少し上回る額が提示された。
もちろんそこで決めることなく、次はC社。
この本棚は解体しないと難しいだろうとか
一通り家の中の荷物を先ほどと同じように説明して
出てきた見積もりはA社よりも大きかった。
ああ、これはないなと試しに「A社はいくらでしたよ」と水を向けてみると
持ち帰り検討させてくださいと。
その30分後に電話がかかってきて、これならいかがですかと出てきた金額が
想定額をはるかに下回る安値へ。今即決されるならこの額でいいですと。
最初に提示された額の半分ちょい。だったらとそこで決める。
3社目に来ることになっていたB社はすぐ電話してキャンセルする。
見積もりっていったい何なのか。もはやあんまり関係ないんだろうなあ。
日にちと荷物の量と種類はスケジュールと要員・トラックの手配で詳細に必要だけど
それに対する値段はあってないようなもの。
いや、ここで下げられるだけ下げると下請けの人たちにシワ寄せが行きそうであるが…
かといってこちらも金銭的に裕福なわけでもなく。
皆多かれ少なかれ値切っているのだから僕だって値切った方がいい。
それにしてもA社もC社も家の中を見た結果
必要とされる段ボールの量もだいたい一緒ならば必要とされる日数も同じ。
150箱ほど見ておいた方がよくて、2日間で終わらせようとすると
トラックの手配が難しく3日間としたい、梱包が1日、搬出・搬入が2日。
2階のキッチンへの冷蔵庫の運び込みはクレーンとなる可能性があって
当日階段を試してみないとわからない。クレーンが必要となったら2万。
下請けの会社を使うのでその日手配できない可能性がある。
リビングのソファーベッドは出すのも入れるのもおそらく問題ないが、
どちらにせよ解体はしたくない。なぜなら IKEA のネジが特殊で保証できかねるから。
全部一緒だった。観点も能力も。
あとは値引きに応じる体力や気力の問題か。
どちらも見積もるにあたっては前回の引っ越しでかかった費用を正確に知りたがって、
その後どれだけ荷物が増えたかを気にしていた。
もしかしたら引っ越し料金は絶対的なものではなく、相対的なものなのかもしれない。
引っ越しは6月。梅雨。
雨が降らないことを祈る。