「メリー・クリスマス・ショー」

晦日の紅白はすごかった。もはや伝説。
桑田佳祐ユーミンにさぶちゃんの異様な盛り上がり。
あれは録画して永久保存版にしておくべきだったなあ。
 
これまでの人生の中であれだけは撮っとけばよかったなあというのがいくつかあった。
そのうちのひとつが僕が小学生の時、クリスマスイブに放送された特番で、
明石家さんまが司会で、桑田佳祐がメインでいろんなミュージシャンが出てきて、
スタジオにセットをつくっていろんなシチュエーションで歌っていた。
The Alfee が出てきて America の「名前のない馬」を歌うとか。
泉谷しげるが乱入して暴れながら「セッションだ!」という曲を歌ったとか。
明石家さんまも照れくさそうに桑田佳祐と「さんまのまんま」のテーマ曲を歌っていた。
 
クリスマスの時期になると毎年思い出す。でも番組名がわからず。
それが昨晩新聞を読んでいたら紅白のことが書かれていて、
その流れから上記の番組が「メリー・クリスマス・ショー」だということがわかった。
1986年と1987年のクリスマスイブに放送された。
 
Wikipediaを見てみると
山下達郎が曲を提供して、KUWATA BAND が演奏して、忌野清志郎も出演してた。
何という豪華さ。これ以上のものはこれから先もないんじゃないかな。
というか、J-POP以前の日本の音楽シーンの頂点は間違いなくこれ。
DVDにならないかな。無理だろうな。
Youtube に上がってはいるけど、いつか消されてしまうだろう。
 
演奏された曲目を見ると、
泉谷しげるチェッカーズによる「赤鼻のトナカイ」
アン・ルイスユーミン原由子による「年下の男の子」
Char と米米CLUBで「Jumpin jack Flash」など。
だんだん思い出してきた。
Barbee BoysBOOWY爆風スランプも出てる。
そういったミュージシャンたちが一堂に会して歌う場面もある。
 
もはやこういうのができないというのは、最近のミュージシャンがどうこうというよりも、
企画して実現することのできる凄腕プロデューサーがいないということなのだろう。たぶん。
1組1曲ずつ出てきて披露するのはなんとかなるとして、そうじゃなくて、
いろんな組み合わせでセッションをさせてひとつの方向性でまとめるというのが大変そう。
スポンサーを集めるのも大変そう。
FNS歌謡祭がいけない、というわけではないですが…
 
結局のところ、日本の音楽シーンは桑田佳祐が30年以上にわたって
カツを入れ続けてきたわけだな。