昨日、家のリフォーム工事のために有休をとる。
終わって午後、床屋に行こうと荻窪に向かうが木曜だというのに休み。
軒先に貼りだされた予定表を見ると今週は木曜まで夏休みとなっていた。
そういえば毎年この時期はそうだった…
しかたなく「ビンギリ」で担々麺を食べて帰る。
今日、午前中の経過観察がさほど待たず順調に終わる。
午前休としてある。
10時半。今行ってすぐ切ることができたら午後の出社に間に合うかなと
再度荻窪に行ってみるが…、先客二人がソファーに座っていて諦めた。
せっかく荻窪にいるのだからと昼を食べて出社することにする。
青梅街道沿いの「吉田カレー」に向かうが、今日も行列。
開店前だからだけど、小さいと聞く店内は一巡目に入れずにしばらく待つだろう。
梅雨明けのように外は暑い。
あ、そうだと駅の反対側、すずらん通りの「中華徳大」に行ってみる。
11時半開店の10分前で6人待ち。これなら入れるかと並ぶことにする。
先に並んでた人の半分は近くの工事現場で働いているのか
汚れたつなぎを着たおっさんやおばちゃん。
なんで番組で取り上げられなかったのだろう。駅の反対側だったからか。
番組としては再度荻窪を訪れるつもりなのかもしれない。
僕が住んでた頃から知ってたけど、その辺の中華だろうと入ることがなかった。
しまったなあ。今や人気店だ。
『町中華で飲ろうぜ』で取り上げられていた「啓ちゃん」も
家のすぐ近くだったのに一度も入らなかった。
一番人気のメニュー、ほうれん草炒飯のらんらんトッピングにする。(920円+200円)
らんらんとは玉子焼のこと。中華風オムレツか。炒飯の上に乗せる。
ほうれん草炒飯は甘辛く味付けした豚肉が元々乗っている。
肉と野菜が一度に楽しめるのが人気の理由だろうか。
毎月9のつく日が餃子100円引きというので餃子5個もついでに頼んだ。(400円→300円)
平日だというのに開店と同時にほぼ満席。すぐ全部埋まった。
厨房には4人。おやじさんとおかみさんと、
おとうさん・お母さんと呼んでたから息子と娘だろうか。
おやじさんが中華鍋をふるい、
残り三人が冷蔵庫から肉を取り出しておやじさんのところに持って行ったり、
テイクアウトの炒飯を詰めたりしている。
町中華にありがちな、間取りの狭さゆえに動けるスペースが狭く無駄が多いんだけど、
店員間の阿吽の呼吸で動作だけはスムーズに流れて行っている。
おやじさんの前にガスコンロ、右手左手にはコの字型を描くように台が置かれ、
茹でたばかりの海老を乗せた皿や玉子のケース、ほうれん草を刻んだ皿などが雑然と置かれている。
その周りのセッティングを残り3人がどう行うかが、この店の肝なのだろう。
炒飯が届く。若干濃いめの味付けかな。これぞ町中華という味。
炒飯も玉子もふわふわしている。
先に食べていたお客さんの中には生ビールを飲んでる人たちもいて、うらやましい。
僕も今度夜来て、唐揚げと炒飯でビールを飲みたい。
「漢珍亭」というやはり炒飯の有名な店があった。
ここも今思うと町中華の名店だった。
いつ行っても階段にちょっと並んでいて、
狭いカウンターだけの店で肘付き合って食べる。
おやじさんが高齢のため、10年ほど前に店を閉めただろうか。
いや、もっと前のことか…