先日のみみたのボールのことで書き忘れたこと。
ネパールの女性たちがひとつひとつフェルトを丸めた、とある。
以前買った一回り大きいのもネパールのフェルト製。
ネパールといえば三角の連なった国旗、カトマンドゥ、ヒマラヤ登山。
主要な産業は観光と農業だろうか。
ボールづくりは全世界の猫好きを相手とする、実は主要産業だったりして。
少女からお年寄りまで、体育館のような場所にずらりと並んで
一人ずつ異なる色の糸をまとめてボールをつくっている光景を思い浮かべる。
色鮮やかなサリーやチュニックのようなものを着て、
辺りにはお香の香りが立ち込めている。
傍らでは三毛やぶちや白や黒、たくさんの猫が
ゴロゴロと寝ていたりモソモソと歩いていたりして
できた端からボールをくわえて駆け出し、投げろ投げろとせがむ。
しょうがないわねえと仕事の邪魔にならないように思いっきり遠くに投げる。
そんなボールがあちこちで飛び交っている。
ネパールと聞くと手工業と思い込んでしまうが、
実際には工場で大量生産だったりするのか。
さぞネパールは猫好きな国なのだろうとググってみたら逆で、
ネパールは猫嫌いな国なのだという。
街角で猫を見かけない。
高地という気候が合わない?
いや、少ないからこそ大事にしていると書いている人もいた。
少なくとも猫の天国ではないようだ。
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みみたの遊んでいたボール3つが見つからなくて、
フェルトのボール8個入りのセットを買った、
届いたその日のうちに3つのうちの1つを何食わぬ顔をしてみみたがくわえてきた、と書いた。
それが土曜のことか。
昨日、月曜、もうひとつが見つかった。
リビングのソファーの上にクッションをいくつも積み重ねている。
それをコロコロで掃除しようと動かしたら出てきた。
無茶苦茶灯台下暗し。まさかこのリビングにあるとは…
きっと意外なところにあるだろうと、
1階の普段みみたが寒くて行かないような部屋ばかり探していた。
やはり買うと見つかる…
半年以上遊んだボールなのでフェルトもやわやわになって浮き出た毛がぼわーっとしている。
もとはベージュで赤の糸で模様が描かれていたんだけど、それもわからなくなってきた。
それでもみみたのお気に入りだからか、昨晩はそのボールでばかり遊んだ。
投げろ投げろと何度もくわえてきた。
寝床に入っても運んでくる。
そういえば日曜の夜、布団で寝てるときに
夫婦げんかになって言い合っていてもみみたは構わずボールを持ってきてたなあ…
何度も何度も…