夏至

一昨日、21日の日曜は夏至だった。
しかも日蝕だったようだ。
ここから先、日は短くなっていくのかと思うと少し寂しい。
 
ストーンヘンジ夏至祭りが有名だけど、
今年はさすがに中止になったようだ。
日本では夏至の祭りって聞かないなあと思い、
ちょっと調べてみたら伊勢神宮の方にあるのだとか。
 
身近に夏至の祭りがあってもいいよなあと思う。
そういう趣旨で集まって酒を飲むというだけでもいい。
 
ハロウィンのときとか渋谷の交差点に若者たちが集まって大騒ぎするのが
社会問題になったときがあったけど、
夏至の夜、日が沈んでから集まるなんてことがあったら……
渋谷部族的な。
山奥でトランスミュージックを大音量で聴いて踊ってるような人たちもいるのだろう。
 
日本で普通に暮らしていると夏至がいつもの一日になってしまうのは
太陽というものに対する接し方が何百年、何千年の間に変わったからか。
太陽光発電といった効能ばかりが問われるようになり、
象徴としての意味合いが薄れていった。
はっきり言うと神様としての神秘性。それがはぎとられた。
 
そういえば夏至といって思い浮かぶ歌もない。
冬至も、秋分の日、春分の日もないけど。
夏至にもう少しぐらい神秘性を取り戻したい。
もっとロマンチックな日であっていい。
来年の夏至に向けてちょっと考えてみたい、と思った。