エディ・ヴァン・ヘイレン死去

エディ・ヴァン・ヘイレンが6日亡くなった。
65歳。ここ数年癌と戦っていたのだという。
よくやりとりしている高校時代の友人たちの LINE グループは軽音が母体となっていて、
昨日もそのやりとりとなった。
僕ら40代半ばの世代からすれば、80年代前半の子供の頃、
洋楽と言えばヴァン・ヘイレンであった。
ビートルズストーンズでもないし、U2でもマイケル・ジャクソンでもなかった。
年上の兄や姉から教えてもらった友人から僕らも教わる、という。
この人すげーギターうまいんだよと。
 
僕はパチンコ屋か何かのCMで使われてた「パナマ」が初体験だっただろうか。
今聞いてもあんなに痛快な曲はない。
ヴォーカルのデイヴィッド・リー・ロスの豪快でアメリカンなキャラクターもよかった。
洋楽と聞いて思い浮かぶイメージを体現する一曲を選べと言われたら
彼らの「ジャンプ」か「パナマ」を選ぶと思う。
この2曲がA面に収録されたアルバム『1984』は今もよく聞く。
「ホット・フォー・ティーチャー」や「ウェイト」の並ぶB面の曲も陰りがあっていい。
 
その後の世代への影響ということではもしかしたらジミヘンよりも大きいのかもしれない。
いや、60年代のジミヘンの活動が70年代に多大な影響を及ぼし、一回りしたところで
全く違うスタイル、方向性を持ちつつもテクニカルなエディ・ヴァン・ヘイレン
80年代に登場、90年代を席巻したという方が実情に合うか。
もちろん日本だってそう。
90年代の大ヒットしたJ-POPな数々、特にビーイング系の楽曲のバックで弾いているギターって
もろヴァン・ヘイレンだと思う。もちろんそのまんまではなく、形を変えてるけど。
 
つい先日も書いたけど、BS-TBSの『SONG TO SOUL』で「ジャンプ」を取り上げたときは
エディ・ヴァン・ヘイレンもデイヴィッド・リー・ロスも登場して嬉しい気持ちになった。
初回の放送は7・8年ぐらい前になるだろうか。
兄のアレックス・ヴァン・ヘイレンもいたと思う。
50代後半、それなりに年を取っていたが元気そうだった。
追悼ということで再放送されないかな。