『SONG TO SOUL』終了

月曜にBS-TBSで『酒場放浪記』や『町中華で飲ろうぜ』を見ていたら
火曜の23:30から『ヒロシのぼっちキャンプ Season2』が始まると。
お、いいね、それはぜひ見ようと思っていたところでふと気づく。
じゃあ『SONG TO SOUL』はどうなったんだろう?
また曜日が変わったのだろうか? と思って番組をサイトを見てみたら
 
「SONG TO SOULですが9月29日の放送をもちまして終了させて頂くことになりました。」
 
とあった。
 
残念だ……
サイトには2007年から13年続いたとあった。
 
とても良質な音楽ドキュメンタリーだった。
海外のロック、ポップの名曲を取り上げ、その曲が生まれるに至った背景を追う。
当時の関係者のうち、今も存命の方に行ったインタビューと記録映像を組み合わせる。
さすがに大物は無理で、マネージャーやエンジニア、
スタジオミュージシャン、作詞家・作曲家といった裏方たちがメイン。
時には歌った、演奏した当人が登場することもある。
先日惜しくも亡くなられたエディ・ヴァン・ヘイレンなど。
#66「Jump」のときはデイヴィッド・リー・ロスも出てくれて豪華でしたよ。
 
#102 「魔法を信じるかい?」ラヴィン・スプーンフル
だと、60年代初めのニューヨークのフォークシーン。
#103 「男と女」ピエール・バルー&ニコール・クロワジー
だと、ボサノバの登場と欧米への浸透。
#108 「カリフォルニアの青い空」アルバートハモンド
だと、レッキングクルーと呼ばれた西海岸のスタジオミュージシャンたち。
#132 「甘い罠」チープ・トリック
だと、70年代日本の洋楽事情。
といった裏のテーマが必ずあって、重層的な構成となっていた。勉強になる。
DVDで販売するとか、有料の動画コンテンツにしてくれたらなあと思う。
というか録画しておけばよかった……
 
しっかり作られてるし、海外でのインタビューもなされてるので
アメリカかイギリスから番組を買ってきてるのかと最初は思ってたんだけど、
きちんと日本でつくってたんですよね。
相当大変だったろうなあ。
去年だったか、火曜に移ってからは番組編成のあれこれに巻き込まれるのか
短縮版の Remix ばかりとなってしまって。
新作もなかなか作られなくなった。
日曜の夜だった頃は月に一度ぐらい新作があって、残りの週は以前の再放送だった。
それでも繰り返し見ることができたな。
 
いや、ほんと、この番組から得たものは大きかった。
スタッフの皆さん、これまでありがとうございました。