曳舟、押上、練馬

昨日の話の続き。
清澄白河石岡瑛子展を見た後で、午後はスカイツリープラネタリウムを見に行く予定としていた。
押上界隈で昼を食べるかな、と探しているうちに
妻が曳舟の「鳩の街商店街」に行きたい、「こぐま」というカフェの焼きカレーがうまいと。
しかし駅から少し離れているので、歩いて行って戻ってくるには時間が足りない。
曳舟で下りて、気になったラーメン屋に入ってみた。駅前にある「すずめ食堂」という煮干し系。
満席で少し外で待った。僕らが食べ終わった14時頃も行列。
濃い口の味噌ラーメンに残ったスープで作る雑炊を追加。
人気店だけあっておいしかったですね。
 
押上へと一駅戻ってソラマチの店舗を見て回る。
トミカプラレールの店があって甥っ子・姪っ子へのクリスマスプレゼントを買う。
新型コロナウィルスの感染者が東京は日々最高記録を更新しているというのもどこ吹く風、
かなりの人出だった。
上の階に行って妻のクリスマスプレゼントとしてワンピースとセーターを買った。
 
時間が来て7階のプラネタリウムへ。コニカミノルタが提供。
最初は池袋のサンシャインシティの方に行こうとしていて、そちらもコニカミノルタ
ハワイをテーマにしたものとか大人向けのとかいろんなプログラムを製作、展開している。
ドリカムの曲を使ったプログラムがあるというのでスカイツリーの方にした。
 
プラネタリウムに入って座席を倒す。周りは見事にカップルばかり。
暗くなって、星空が浮かび上がる。
昔は、僕らが小学生だった頃は天球儀の内側から光を当てて、
係りの男性や女性がナレーションを読み上げるというアナログなものだったのに、
今はCGを駆使して完全にデジタル化。
宇宙空間が一瞬にして大海原となり大航海へ。その迫りくるスピード感。
急旋回も急降下も思いのまま。すげーと思いながら見る。
(とか言いつつ、前半のほとんどはあまりの寝心地の良さに妻共々寝落ちしていた)
曲は「君にしか聞こえない」「空を読む」「middle of nowhere」「何度でも」
見終わった後、妻は「銀河への舟」がなんで使われなかったのか、
最後は「時間旅行」の方がよかったと。
 
プラネタリウムっていいなあ。
寝るのを目的に2時間ひたすらヒーリング、というプログラムがあってもいいし、
逆に大人向け、鑑賞は自己責任ということでひたすらサイケデリック
天球がグルングルン回るようなものがあってもいいなあと思った。
 
下の階のカフェで冷たいものを飲んだのち、墨田区の工芸品を売っているコーナーに。
猫のイラストのかわいらしいステッカーを見つけて買ってしまった。
もはや楽器や武器のような柄の長い銅製のジョウロとか、
小型のロボットの模型を作るキットとか面白いものがいろいろあった。
 
半蔵門線清澄白河に戻って大江戸線に乗って練馬に戻ってくる。
ボーナス後恒例の焼肉ということで今回は区役所裏の「肉ばんざい」へ。
妻が通う美容室の担当の若者が練馬区出身で、おすすめの店を教えてもらったらここに。
車で通るたびにいつも賑わっていてもともと妻も気になっていた。
19時からの予約にしたらすんなり取れて、でも店に入ったら満席。少し待つ。
活気があって接客もスピーディーでとても良い店だった。
ヘレステーキ、極上カルビ、サーロイン、シンシンの特選和牛四種盛りもよかったけど、
もやしナムルがシャキシャキとみずみずしく絶品で。これだけで一晩飲める。
サイドメニューのひとつひとつに力が入っている。
 
残念なのは上タンやトロトロレバーといった
この日の数量限定メニューのほとんどが僕らの入った時点で完売だったこと。
そうか、口開けの早い時間の予約はおそらく難しくて、
一巡した後の19時だったから予約ができたんだな。
でも普通のタンでも十分おいしくてお代わりしてしまった。
限定メニューのうち、和牛切り落としは食べることができた。
これも柔らかくておいしかったなあ。
 
練馬駅から肉の余韻に浸りつつバスに乗って帰ってきた。
いや、焼き肉に限らず、石岡瑛子展やプラネタリウムなどこの日全ての余韻。
充実の一日になった。