伴走者

パラリンピックも最終日。
朝テレビをつけるとマラソン
腕に障害のあるクラスや視覚障害のあるクラスが一緒に走っている。
ああ、今神保町の交差点を走ってるのか、というところで気づく。
オリンピックのように札幌を走るのではないのですね。
 
視覚障害のクラスは伴走者と共に走る。
42.195km を一緒に走るのだから
相当な実力者でないと務まらない。
メダルを取るランナーの場合、相当早いんじゃないか。
伴走者の方が作戦ミスで故障ということもあってはならないし。
……と書いていたら今、日本の道下選手が金メダル。
国立競技場に一位で戻ってきた。
伴走者と共にゴールイン。よかった。
 
土日の朝、光が丘公園を走っていると
視覚障害のある方とその伴走の方が走っているのをよく見かけた。
バンドのようなもので右手と左手をつなげて。
僕みたいなにわかランナーでは追いつけないぐらいに速かった。
自分のために走るのではなく、誰かのサポートに徹するということ。
尊いな、僕には無理だな、と思った。
 
先日、妻が見つけたニュースによれば
女子200mの予選で走り終えたあと、
男性伴走者が指輪を手に戻ってきてプロポーズ。
周りの選手やスタッフたちが祝福したという。
いい話だった。