残り時間

3連休3日目、というか普通の日曜。
7時過ぎまで寝て、こころ旅の再放送を見る。
今週は鳥取だった。
 
死ぬまでに一度でも鳥取に行くことあるだろうか? と思う。
島根や山口も行かないままとなるかもしれない。
つい数年前までは、いや、普通に旅行で行けば? と気軽に考えていたのが、
今年ぐらいから人生の残り時間の短さを感じるようになった。
体力も衰える。お金がいくらでもあるわけではない。
「行ってみたいとなんとなく思っていたけど行かずじまいの場所」
ばかりがこれから先増えていくのだろう。
 
本をたくさん買っても読む暇がなく、積読ばかりが増えていく。
これらの大量の本、読まないまま僕は死んでいくのではないか。
それを怖いとか思うことはなく、ただ淡々とそういうものかなと受け入れている。
 
たいして貯蓄があるわけではない。
だけどそれを今更増やすこともない。
年金とか保険とかもかなり無頓着。
一寸先の闇を引き延ばし、ただなんとなく待っているだけ。
何かを、何かが起こらないことを。
ある日、ある時、全てを失うんじゃないか。
その一方で楽天的に、自分は運がいいからなんとかなると思っている。
 
明日また考えればいい、必要になったら考えればいい、
それで数年過ごしている。
もう少し悲観的になった方がいいのか、焦った方がいいのか。
 
そんなことを何となく考える日曜の朝、3連休3日目の朝。
とりあえず今日の夜は日本シリーズを見よう。
7戦目。決着がつくか。