身近な友人

練馬の今の家に引っ越して8年になるのか。
ふと気づく。
「近所に住む、同世代の友人」という存在がいない。
 
ポツンと孤立しているかというとそうでもなく、
近所の方で挨拶をしたり、
「今日はどちらまで?」などと世間話をする人もいる。
だけどそういう人たちはだいたい年配の方。
向こうの方からこちらに話しかけてきて、自分たちのことを話してくれる。
だから僕ら夫婦も僕らのことを話す。
 
同世代と思われる人たちの住む家はチラホラとはあるが、
良くも悪くもお互い干渉し合わないのでそれ以上近づくこともない。
共通の趣味とかあれば急速に接近するのかもしれないが
それが分かる場というのが身近にない。
SNS を介して、ということもない。
 
近くに行きつけの飲み屋があってそこで飲み仲間と、ということもない。
商店街のないところなので店は限られている。
でもそんな頻繁に行くほど暇はないし、金もない。
 
日々近くのスーパー、ライフか LIVIN との間を往復するだけ。
そこで仲良くなるというのはよほどのことがない限り無理だろう。
 
老後のこととか、体力の衰えのこととか、昔見たテレビのこととか。
同世代ならではのトークというものがある。
それが高校や大学の同級生に限られてしまう。
それで困ることはないが、なんだか物足りない。味気ない。
 
なんらかの地域のボランティア活動に参加するというのが現実的なのか。
掲示板にひっそり貼ってあるような地域のイベントに参加するとか。
こちらか積極的に動かないとえられない。
そういうもんだよな。