大阪1泊2日:1日目(前篇)

この土日は自由が丘の店を休んで、一人旅。大阪へ。
いつも通り7時前に起きて、妻の弁当を作る。
冷凍ご飯を解凍する。
作り置きのこんにゃく炒め、冷凍のほうれん草の胡麻和え、
ソーセージをフライパンで焼いて、続けて卵焼きを。
 
妻とみみたに見送られ、8時過ぎに家を出る。
みみたは車庫に面した仕事部屋の窓際にちょこんと座る。
妻が窓ガラスをトントンと叩いてそれを教えてくれる。
なので僕も窓ガラスを叩き返したらみみたが、シャーッと。
 
羽田へ。
ストーンズの解説などで知られる越谷政義による
『ジャパニーズ・ロック・インタビュー集』を読む。
ミッキー・カーティス、ムッシュかまやつ、エディ藩……
やはり鮎川誠が面白い。語り口調も器の大きさも。
モノレールの中でも飛行機の中でもずっと読み続ける。
頭脳警察まで来た。
 
10時半に出発して11時半に伊丹空港到着。定刻通り。
初めて来たが、田舎なんだな。たぶん。
モノレールに乗って一駅、蛍池。阪急線に乗り換える。
急行に乗って梅田までは15分ぐらいか。すぐだった。
隣に乗っていたおっさんがビニール袋に包んだ缶チューハイを普通に飲んでいた。
 
梅田駅の改札を出る。
阪急の3番街というところに出て、コインロッカーに預ける。
一番安いのでも500円と高い。
紀伊国屋書店の裏だった。
2年前、3カ月ほど出張で毎週北新地のオフィスに来ていたとはいえ、
いまだに地下街がよくわからず。
気が付いたらホワイティにいたということが多いが、
大阪駅からどう行くのか言葉で説明ができない。
歩きながらだとなおさら。方向感覚が全くつかめない。
以前も出張の帰りにこの紀伊国屋書店で本を買って帰りに読むつもりが、
見つけられなくてタイムアウト、何も読むことが無くて困った、ということがあった。
 
その3番街の地下で昼を、と思ったがめぼしいところはどこも行列。
1階に上がると木の風合いを残した造りの店が並んでいて、よく見ると古書店が多かった。
町の古本屋というよりも専門性の高いような。
梅田の東側におしゃれな古本屋街があると聞いたことがあって、ここのことか。
10数年前たまたまここを通りかかった時には普通の古書店街だったように思う。
再開発されたんだな。
 
阪急線で十三を通ったのでねぎ焼きの「やまもと」と思ったが、エストの店はかなり行列。
DiskUnion に行く途中でどこかで食べるかと思う。
曽根崎お初天神のアーケードの商店街に出る。
(どこからどこまでがそうで、アーケードでつながっていても別の商店街なのかどうかわからず)
通りがかってここ、いいんじゃないかと思ったのが「ゆかり」というお好み焼き屋。
2階に上がる。
人気No.1とメニューに書いてあった特選ミックス焼(豚バラ・イカ・ムキエビ)と
オムレット焼そば(豚バラ・イカ・オニオン・マッシュルーム)にする。
まずは生ビール。ほぼ一気に飲み干す。レモンサワーを追加。
周りはインバウンドもチラホラ、でもほとんど大阪の人っぽい。よかった。
コテコテの大阪弁で皆話している。
 
各席に鉄板があって、お好み焼きは店員の方がつくってくれた。
豚肉を焼いて、金属ボウルに入った具材を混ぜ合わせて広げて、時々ひっくり返しに来る。
焼きあがってマヨネーズをかけて完成。
自分で青海苔と鰹節を乗せて食べる。
しっとり、ふんわり。べたつかず、ギトギトせず。これはうまいなあ!
大阪来たらまた食べたい。
オムそばは出来上がったものが運ばれてくる。
こちらも玉子とソバの主張が絶妙。くどすぎず、しかし、饒舌。
お好み焼きが小さいサイズで、これはふたつ頼んで正解だったと思うが、夜までずっと腹いっぱい。
今思うとお好み焼き、かなり分厚かった。