海賊

マラッカ海峡にて日本船籍のタグボート「韋駄天」が襲撃され、
乗組員である日本人2名(船長・機関士)とフィリピン人1名が拉致される。
海賊による襲撃。
マラッカ海峡は海賊行為が多発している海域であるという。


海賊と言われてまず思うのは「そんなのまだいるのか」ということ。
頭の中に思い浮かべるのは「黒ヒゲ危機一髪」的な古き良き時代のデフォルメされたイメージ
(片目に黒の眼帯・縞模様のシャツ・真っ黒なヒゲ・頭になんか巻いてる)。
むさくるしい船長が携帯用の望遠鏡を覗いてかよわそうな船を見つけると
大砲を撃って「もろども、行けー!!」
そんでブラブラと甲板で酒を飲んでいた手下たちが「うわー!!」と叫ぶような。
あと、北欧のヴァイキング


そんなわけでNHKのニュースで「海賊」と言われても
牧歌的なものが連鎖反応で出てきてしまうのでしっくりこない。
どう頑張っても縞模様のシャツの男たちが頭の中で現実化されるだけ。
早い話が凶悪に思えない。
「日本人がいたじょー」「つかまえろー」「わーい人質だー」
不謹慎ながらもそんな1コマを想像してしまう。なぜかハタ坊チック。
(家族の皆さん、船会社の皆さん、海上保安庁の皆さん、すいません)

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昔「小さなバイキングビッケ」というアニメがあって、子供の頃の僕はよく見ていた。
マジンガーZ」だろうが「タイムボカン」のシリーズだろうが
テレビであれだけアニメを見ていたのにほとんどがどんなもんだったか忘れてしまった中で
今でもこの作品のことはよく覚えている。それだけ良質な作品なのだろうと思う。
その名の通りバイキングの子供「ビッケ」が主人公で、
毎回毎回騒ぎが巻き起こるんだけどトンチで切り抜けて解決というまるで北欧版「一休さん
考えるときに鼻の下を人差し指でこするんですよね。バックの音で「クリリリリン」って感じの音がして。
今でも再放送されたりするのかな。
してほしいな。見たいぞ、すごく。
大草原の小さな家」と並んで、僕に子供がいたら是非とも見せたい番組だ。


驚いたことに公式ホームページがあった。けっこう根強い人気があるのかもしれない。
http://www.vicke.ne.jp/hp/index.html
2004年は初回放映より30周年だったのだそうだ。
公式グッズまである。
ホームページではアニメからの画像が紹介されていて
余りの懐かしさにジーンと来た。鼻の奥がツーンとなった。