UFOは存在するのか

UFOについて最近盛り上がっている。
官房長官が「個人的にはいると思う」という発言をしたり、
政府が「存在を確認していない」という答弁書閣議決定したり。
民主党の議員が質問したから答えたみたいなんだけど、どうかと思う。
そんなこと論議してる場合かと与党からも非難の声が挙がった。
国政を論じる場でわざわざ時間を割いてるぐらいなんだから、
結局のところこの国は平和なんだし、暇なんだなあと思った。
「質問がなされたわけだし、防衛問題などの観点から、答える必要があると感じているが
 今はより重要な国政上の争点があるべきだし、優先順位を下げさせていただきたい」
となぜ言えないのか?
もしかしてすっとぼけた振る舞いを意図的に行なうことで
国民の視線を逸らそうとしているのか?


僕はUFOを否定したり、嫌いなわけではない。
子供の頃はUFOとか宇宙人の存在を心の底から信じていてそういう本ばかり読んでいた。
高校生になってもUFO写真集なんかを買っていたぐらいだ。
UFO研究会も発足させたし。半分冗談だけど。
そんなのが根っこにあったりするから、
今、小説を書こうとすると宇宙人というモチーフに頼るところは大きい。
(宇宙船の技術的観点がどうこうじゃなくて、あくまで「異邦人」のバリエーションですが)


で、そんな僕がUFOの存在を信じてるかどうかていうと
なんか最近は「まあ、いるかもね」ぐらいの気分。
早い話、どうでもいい。いようといまいと。
悩ましい物事は他にいくらでもある。
30過ぎるともう、それどころじゃないんだよ。


我々のような文明の発達した星がこの広い宇宙に1つだけのはずはあるまいとは思う。
しかしじゃあイチイチ我々に会いに来るほど暇かって言うとそんなこともないだろう。
それがかなりなところ簡単だっていうぐらい何段階も上の文明ならば
人間が蟻を踏み潰すように今頃蹴散らされているのではないか?


ついでに言うと、ロズウェル空軍基地の例の宇宙人「グレイ」の収容事件も
僕はテレビ番組のためのやらせなんだろうなあに心が傾いている。
マジェスティック・トゥウェルヴなんてのも子供の頃は信じてたけど
とりあえず今、矢追純一が言ってたことはかなり胡散臭い。
川口浩の探検隊みたいなもんだったんだろうなあ。


なので、今、政府があれこれUFOについて論じてるってのは
川口浩の探検隊についてどう思うか?ってのになーんか近いような匂いがする。
文部科学省宇宙開発事業団の見解ってのは出て来そうに無いし。
固い話題じゃないからってんで
個人的にどう「思う」かってことばかり
軽々しく語ってる大臣たちってのはどうかという気がするんだけど。
例えについてゴジラモスラが出て来たり。無防備すぎる。
ほんと今、日本の政治はしまりが無い。というか緊張感が無い。
ゆるすぎ。