箱根へ その4

5/4(月)のこと。


6時起きのつもりが起きられず、6時半起き。
一風呂浴びてくる。結構混んでいる。


妻は一足先に着付け、朝食の時間に間に合わずということで
7時にサンドイッチが届く。それほど入らないからと半分分けてもらう。
昨晩受け取った「誓の詞」の朗読を練習する。


同じ階の並びの部屋が着付け用に押さえられている。
7時半になって電話がかかってきて妻が向かう。
僕は1階に下りて朝食を。
和食と洋食と選べて、僕は洋食にした。
ビュッフェではなく、朝食のコースが用意されている。
オムレツかスクランブルエッグか、ソーセージかベーコンかを選ぶ。
オムレツがふんわりホクホクでよかったなあ。


部屋に戻ってきて新郎の着付けを始める08:40の電話を待つ。
なんとはなしにNHKをつけるとオリンピックを目指す若者たちを紹介する番組。
射撃の天才とされる15歳の少女が出てくるが、伸び悩んでいる。
過去のオリンピック出場者に教えを乞う。


ニュースを見ていたら大涌谷への立ち入りが規制されていると。
箱根の山にて火山活動に動きがあったのか。


08:40 電話あり。着付け部屋に移動する。
妻の白無垢はあらかたできていて、
髪飾りをつけて綿帽子をかぶるところや指先の手入れが残っていた。
僕も紋付き袴を着せてもらう。
袴の下に着るスパッツは忘れず持ってきたけど、
「上は丸首のTシャツではなくVネックで」という依頼事項を反対に覚えていて
「上はVネックのTシャツではなく丸首で」と。
丸首のTシャツを着ていったら「着替えは持ってこられましたか?」と聞かれ、
しまった! となる。
素肌の上に直接だと着心地がよくないのでTシャツを着るわけだが、
そのとき丸首だと襟元が見えてしまう。
よく考えればどっちにすべきかわかったはずだった。
タオルに切れ込みを入れて代用する。頭からかぶる。
ちなみにスパッツは袴を直接履くとやはり着慣れてないと違和感を感じるため。


僕の分は15分ほどで終わった。
新婦の分が終わるのを、写真を撮ったりしながら待つ。


着付けが終わって庭園へと下りていく。カメラマンの方が2人、写真撮影を。
つつじの咲く中を歩いて、きれいなところに差し掛かると立ち止まって撮る。
袴を履いていると階段を上がるのも下がるのも裾が気になって歩きにくい。
新婦は着付けの方が2人伴なう。
「新郎がお先に」と言われるのでそうすると「新郎早く歩きすぎ!」
かといってゆっくり行こうとしたら新婦の目の前を歩いていて
「新郎が新婦と重なると写真に写らない!」
なんだか使えないオット。
しかし行く先々でつつじ園を訪れた方から
にっこり「おめでとうございます」と声が掛けられる。
この日は風が強く、せっかくかぶった綿帽子も飛ばされそうになる。
式までは外しておくことになる。


ホテルの前に戻ってきて両家家族が加わっての写真撮影。
終えてマイクロバスに乗って箱根神社へと移動。
本来5分も掛からないが、ゴールデンウィークということもあって
参拝客が多くて狭い坂道を駐車場まで進むのに苦労する。
儀式殿の裏に停めて歩いていく。本殿の前に出る。
これでもまだ参拝客は少ないようで、もっと多い時には行列になるという。


この日は曇り。
朝から芦ノ湖は霧がかかっていていつ雨になってもおかしくはない。
先に家族写真を撮っておくことになる。