3/18「ジパンク」

2/4(土)立春のUK/USパンクに引き続き、3/18(土)春分の頃に今度は日本のパンクをやります。
(神保町「温室」にて、19時より)


タイトルは「ジパンク」
60年代のグループサウンズから70年代のアンダーグラウンドなロックを経て現代に至るまで、
50年を一気に俯瞰します。
今回初めて日本語が主体となるので、
彼らはどういう歌詞を書いて歌ってきたのか、というところを大きく取り上げたいと思います。


いろんなこと、考えてます。


・欧米のパンクと日本のパンクの大きな違いは
 後者がフォークを根っこに持っていることじゃないかな。
 そういや、ボブ・ディランの歌詞はさることながら、
 曲に影響を受けた英米のパンクロッカーって聞いたことない。
 しいて言えばジョナサン・リッチマンあたりがそうなんだろうけど。


・「人にやさしく」や「未来は僕らの手の中」といったメッセージは
 この現代にまだ有効なのか。


・80年代のじゃがたらあぶらだこスターリン。パンクはアングラなものだった。
 そうじゃなくなったのはいつか? バブルとその崩壊? 
 90年代後、例えばハイスタにアングラは無縁のように思う。
 イカ天を含むバンドブームがひとつの転換点となったのは確か。
 広まりはしたが、青田買いで根絶やしとなった。
 そこから生き延びた、生まれたバンドは強い。
 アメリカだとグランジも同じ話。Nirvana以後とSUB-POPレーベル。


・日本の Sex Pistols というとやはりスターリンなのだろうか?
 だとしたら The Clash は? Ramones は?


・東京ロッカーズS-KENスタジオ、関西ノーウェーヴとアルケミーレコード
 地域性というもの。北海道からは bloodthirsty butcherseastern youth が生まれる。
 めんたいロックはパンクなのか。
 Sheena & the Rokkets や The Roostgers はそれ以前にかっこいいロックではあるが。
 アンジーもめんたいロック?
 京都の磔磔や京大西部講堂といった場が放つ磁場。
 沖縄はどうだったのか?
 Bo Gumbos のどんとやソウル・フラワー・ユニオンが見つけた場所。