EXCELというもの

昨日、EXCELで資料を作っていて、
セルをクリックしたらセルの色が灰色になり、
もう一度クリックすると色が濃くなって、何度か繰り返すうちに真っ黒になった。
どのセルをクリックしてもそう。
閉じて開き直しても変わらず。
ホイールを上下するとスクロールせず、拡大縮小になる。
 
どうやら EXCEL よりもマウスがおかしいようで、
一度選択したものが選択されっぱなしの状態になっている。
デスクトップの別の EXCELファイルを開こうとしても、
件の EXCELファイルを掴んだままになっていて開けない。
こんなこともあるのか。
PCを再起動してマウスの電源も入れ直したら元に戻った。
 
EXCELのショートカットの何かに
何かを押しながら同時にクリックしてセルの色を変えるというのがあるんだろうな。
いや、ただのバグなのか。
思いがけずボタンを押し間違えてスクリーンが反転することがあって
初めてその状態に接した時、ギョッとした。
(今調べてみたら、CTRL+Alt+↓だった)
 
そういえば、EXCELのセルの端の中途半端なところをクリックしたら
とんでもなく上や下へととんでいってしまう例のアレ。
急いでる時にこそやってしまって相当イライラする。
EXCEL がどれだけバージョンアップしても変わらず。
そういう仕様なのだろうか。バグなんじゃないか。
Microsoft というかビル・ゲイツ、てめーなにやってんだと心の中でののしる。
これもどうも仕様みたいですね。
しかもすっきりした解決方法はなさそう…
 
IT業界だけなのか、
設計書や計画書などの資料は皆EXCELで作成する。
WORDは最近トンと見ない。
これも日本だけみたいですね。
欧米ではそこまで EXCELを使ってないという話を聞く。
特にあの、セルのサイズを一度方眼紙のようにしてから書き始めるスタイル。
あれは相当不思議というかエキゾチックなものに見えるのだとか。
確かにあれ便利なんですよね…
昔、EXCELスーパーマリオをつくるというとんでもないことをやってのけた方もいましたが。
(以前ダウンロードできるサイトがあったけど、今アクセスしてみたら消えていた…)
EXCELで細密な絵を描くというのもあったなあ。
日本人ならではのガラパゴス性をこんなふうに発揮するのはやっぱ面白い。
 
システムを開発するというとき、
予算の都合などで機能化できずに漏れたものはたいがい非公式な EXCLE 台帳で管理されるようになる。
担当者のローカルにだけもっているような EXCELの管理表がうようよと増えていく。
僕の仕事の多くは、「野良EXCEL」と呼ばれるそれらをどうするかということだったりする。
データベース化されず、MS-Access も利用しない。
ちょっとしたデータベース替わりで結構重要なデータを長年保持していて、
それでいて台帳も兼ねていて余白には自由気ままにメモを残していて、
場合によってはマクロも組まれていて、
一子相伝のように職場で、主に派遣の事務のお姉さまたちの間で受け継がれていく、
ファイルが大きくなりすぎてものすごく重たい、
そんな EXCELファイルを駆使して仕事する、というのも日本だけのことなのか。