3ヶ月に一度の経過観察を終えて11時。
新宿の DiskUnion を少し覗いているうちに12時
妻と昼ご飯を食べることになって、待ち合わせして中華料理屋に入る。
いわゆる町中華。
厨房から中華鍋をふるう活気あふれる音が聞こえ、注文するとすぐ出てくる。
どんどん客が入ってきて、食べ終えてすぐ出ていく。
満席になることがしばしばあるけど、行列にはならない。
じゃあ今日は他の店にするかとサラリーマンたちはすぐ次を探す。
もやしそばがあったので、おっと思い、半炒飯と餃子のセットにした。
たっぷりのもやしと、野菜と肉の端切れを炒めてあんかけにする。
醤油味のスープととろみがことのほか、合う。
一昨日から風邪気味だったので体が温まってありがたい。
最近もやしそばが気になる。
ラーメン屋にはなくて、中華料理屋にはあるという少し不思議な存在感のメニュー。
恐らく中国にもなくて日本だけだろうな。
肉野菜炒めとかの炒め物で余った野菜を有効活用するためのメニューなんだと思う。
スーパーの総菜売り場のかき揚げのような。
(もちろん、余り物の野菜ではないという店も多いと思われる)
その店の看板メニューになることはない日陰ものなんだけど、
あんかけにするといった工夫があったり、野菜の栄養があったり、
そもそもそんなに高くなかったりで
どの店でも隠れた人気メニューなんじゃないか。
僕よりも上の世代、50代以上の方には
小さい頃に近所の中華料理屋でたまに食べさせてもらった
もやし炒めへの郷愁があるんじゃないかな。
たまに雑誌の記事やエッセイで見かける。
もやしばっかりでほんのちょっとしか肉は入ってなくて、
でも子供連れだとマスターは少し肉をサービスしてくれるという。
そういう流れにもやしそばはきっとあるはず。