レトルトカレー、缶カレー

1日遅れですが。2月12日はレトルトカレーの日とのこと。
ボンカレーが発売された日ということで。
(ちなみにこの日は、ブラジャーの日、ボブスレーの日ペニシリンの日でもあると)
 
最近食べてないな。
学生時代は毎日のように食べていた。
電気ポットを部屋にふたつ用意して、ひとつはレトルトを温める専用にしていた。
そういう一人者って多かったのではないか。
金のない時、めいらくの100円カレーにはとてもお世話になった。
そこに西友の30円のコロッケを乗せると贅沢してるなあと思った。
 
昔はスーパーやコンビニで買うものだったけど、
B級グルメ、ご当地グルメがもてはやされる昨今、
各地のお土産屋や道の駅で地元の食材を使ったカレーを見かけることが多くなった。
それを集めた店というのが話題になったのももう10年以上前だろうか。
神保町の三省堂の一階がかつてそうだったような記憶がある。
 
青森だと大間のマグロカレーや大鰐のもやしカレー。
田子のニンニクカレー。陸奥湾のホタテカレー。
シャモロックカレーはどこだったろう。
仕方のないことだけど、こういうのってどれも500円以上して普段食べるというものではない。
話のタネに一度食べてみて終わりとなってしまうのだろうか。
僕自身、これはおいしい、ぜひまた買いにいこうとなったことはない。
ご当地カレーのレトルトってなんかモヤモヤする存在。
ノベルティーのままでいいのか、もっと売れてほしいのか。
 
僕が小さい頃(なので80年代前半)はまだレトルトは一般的ではなく、
保存食としてのカレーの容器は缶だったように思う。
仕事が忙しくて帰りの遅い父のために母が買い置きしていたのを
一度食べさせてもらったことがある。
S&Bだったか。欧風ビーフカレー
大人向けの苦みというかコクのあるカレーで、僕は一口か二口で諦めてしまった。
こげ茶色のルーというのが子供にしては馴染みがなかった。
 
缶のカレーというといなばのタイカレーはよく見かけるけど
他はあるのだろうか? と思って探してみたらハインツが出していた。
S&Bのディナーカレーというのもありますね。
僕が食べたカレーの40年後の子孫なのだろうか……
函館の五島軒や新宿の中村屋、日比谷の帝国ホテルが缶詰のカレーを出している。
そうか、老舗の洋食屋だったらレトルトよりも缶の方が似合うな、と思う。