風呂敷というもの

これまで愛読してきた『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』の
最終巻である7巻が昨日発売されて、先ほど届いた。
今回は限定版ということで付録つきを入手することができた。
これまでは DVD やボールペンだったのが、今回は風呂敷。
 
妻が最近風呂敷を扱っているところを取材して、
その良さを見直しているようだ。
いろんなデザインのものがるだけではなく、
いろんな素材のものがあるようだ。
妻が取材したときにはデニム生地のもあったとか。
撥水加工されたものとか。
今、目の前にはその時買ったドラえもんの風呂敷がある。
「タイム風呂敷」のように時計がたくさん描かれている。
もちろん包んだら赤ちゃんに戻るとかそんなことはない。
 
日本の多くのもののように、国内では廃れつつあったのが
海外で発見されて高く評価されて
逆輸入という形で人気を取り戻しつつあるとのこと。
3年前、パリで開催されたイベントで
市内に配置された人物の彫刻像に風呂敷包みを持たせたのが
かなり話題になったのだとか。
ジャポニスム2018」というのか。
 
アート性の高い一枚の布が様々な用途に利用できる、
究極のエコバッグだ、という捉え方。
妻は取材先でこういう風に包むと
エコバッグ代わりになりますよと結び方を聞いてきた。
これからは通勤鞄の中にも必ず一枚偲ばせるという。
 
僕の小さい頃には既にほぼ見かけなくなっていた。
おばあさんが使うぐらいだった。
時代はめぐるものだなあ。