SE川柳 '2005

昨日、妻からこんなのを見つけたと教えてもらったのが
日経 XTECH の「SE川柳」
2005年なのでもうだいぶ前のものだけど。
 
「仕様とは 朝と夜とで 違うもの」
「必要だ 言うのに限って 使わない」
「なんじゃこりゃ! するんじゃなかった 引継ぎを」
といった辺りが、妻は面白かったという。
 
あーわかるわかる、今もそうだよなあと思うが、
ふと思うにアジャイルだのなんだの
日々どんどん開発のスタイルがアップデートされていくので
実はもうこんなことがあるあるだった時代は過ぎ去っているのかもしれない。
現場の最先端では。
そしてこれを面白がっている僕は
SEとしては2005年で止まっているのかもしれない。
2005年といえば僕は30歳、一番仕事をしていた。
 
いや、でも最先端ではない多くの現場では今もこうなのか。
だからみずほ銀行の障害が起こるのかもしれない。
みずほの場合は3行合併による派閥争いとか
いろんなことが複雑に絡み合ってるんだろうけど。
 
それはともかくとして。
僕が一番面白いと思ったのは
 
「障害票 三枚目からは そっと出し」
 
選者の方も「居候……」の有名な川柳を引き合いに出してますが。
 
なんか申し訳ない感じになっちゃうんですよね。
一枚目、二枚目で徹夜した姿を見てると三枚目を渡しにくい。
 
これ、いろんな状況が考えられる。
一枚目は担当がギャーギャー大騒ぎするんだけど
だんだん飽きてくるとか。
 
いや、ユーザー部門や情報システム部門の担当者から
下請けの開発会社に渡すところを想像してたのが違ってて、
もしかしたら開発者側から利用者側にそっと出すのか。
 
自分から障害を報告するとき、
三つもあると大事なので三枚目はそっと添えるだけとか。
 
ふと思ったのが、
そもそもこの障害票って恐らくプリントアウトしたものを手渡しであって
今の時代さすがにそういうのも廃れてるだろうな。
Redmine のチケットで共有するとか電子化されている。
 
僕が20台後半の頃にお世話になった現場では確かに紙だった。
フォーマットは決まっているもののそこに手書き。
それが FAX で送られてくる。
検索結果がおかしい、画面の表示が崩れている、予期せぬエラーが出た……
来る日も来る日もひたすらその対応。
あの時のイメージが余りにも強いのだな。