一粒万倍日

昨日は「一粒万倍日」であったという。
最近よく聞く。
この日に一粒の籾殻を蒔けば稲穂としてすくすく育ち、
収穫した米は一万倍にもなっているという。
だから物事をスタートさせるのによい日、特にお金回り、なのだと。
(なので検索すると金運がよくなる財布ばかり出てくる)
 
InterFM で土曜の夕方は DJ OSSY による『RADIO DISCO』
車で買い物に出た帰りに聞く。
するとリスナーからのメッセージを読むコーナーで
何度も何度も「今日は一粒万倍日だから」「一粒万倍日なので」と出てくる。
番組内で流行ってるのか。ミスマッチで面白い。
ミラーボールのあの輝きは、一玉(と呼ぶのか?)で
一万倍の輝きを放つというイメージに重なるのかもしれない。
 
そんなすごい日なのか、
じゃあ2・3年に1日とか、
あっても1年に2・3日なのかなと思って
家に帰って調べてみたら月に4~6日あるという。
なんだ、そんな珍しい日じゃないのか……
 
しかし何を基準にこの日が「一粒万倍日」ってことになるのだろう?
Wikipedia を見てみたら
・子月が子日と亥日
・丑月が子日と卯日
というような決められ方だった。
暦の上で定まっているということは
先人たちの知恵と経験から生まれたものなんだな。
 
この日に宝くじを買うといいみたいなんだけど、
有楽町の有名な宝くじ売り場。
なんでこの日はいつもより行列が長いんだろう? 最終日でもないのに。
前にもあったな、と不思議に思うことがあった。
あれってもしかしたら一粒万倍日の験担ぎだったのか。