老化というもの

47歳。
最近は予定のない土日に昼まで寝ているということがなくなった。
若い頃は12時まで寝てる、
そこまではなくても10時ぐらいまでは寝てるのが普通だった。
ここ数年、7時か8時には目が覚めてしまう。それ以上眠れない。
5年後か10年後か、5時に起きるのが普通となるのだろう。
 
早く目が覚めるからといってスッキリシャッキリしてるわけでもなく
何かがすり減って、排出されずに蓄積され続ける何かが増えているのを
日々感じる。
 
夜目が覚めることも多くなった。
トイレに行くときもあるし、行かないときもある。
BSのCMなんかでよくサプリや漢方薬を売ってるけど、
夜中に一度でもトイレで起きる人は「夜間尿」なのだと。
 
一番年取ったな、と思うのは記憶力がどんどん弱くなっていることだ。
スーパーでの買い物はメモを書くようになった。
今日もメモを書き忘れたがゆえに買い忘れたものがあった。
こういう買い物ってクリティカルなものじゃないから
真剣に覚えようとしないというのもあるだろうけど。
 
スマホを立ち上げて、何しようとしてたっけ? となったときはさすがに焦った。
1秒前の記憶すらない。
妻が同様のことをこぼすとき、僕は決まって、
人間誰しも起きることだからおおらかに生きるのがいいと言う。
しかし自分自身のことになるとそうもいかなくなる。
若年性の認知症になるんじゃないかと不安になる。
 
ほんと人の名前が思い出せない。
ここ数年で出会ったけど深いかかわりのない人の名前はどんどん忘れてしまってる。
顔は思い出せるのに。
思い出せない、忘れるというのはいい。
10代、20代の俳優やミュージシャンの名前を覚えられない。
興味がないから、ということの方が深刻だと思う。
 
記憶力を高めたり気力を高めるサプリメントというものも世の中にはあるけど
手放せなくなったら怖いと手が出せない。
 
昨年は高血圧にもなって。
いや、ほんと、自分にも老化が訪れるなんて夢にも思わなかった。
慣れる、というよりも、できるだけ考えないようにしている。
ただそれだけ。