昨日の話の続き。
皇居を散歩した後に神保町に戻ってきた。
妻と待ち合わせしてすずらん通りの「PASSAGE」へ。
書評サイト「ALL REVIEWS」が先日オープンした共同書店。
仏文学者の鹿島茂がプロデュース。
一般の僕らも棚を借りて本を売ることができる。
(月に5,500円で棚のサイズは40cm)
妻が見つけてきて始めようということになって
つけた本屋の名前は「青熊書店」
青森の本、熊本の本を扱う。
事前に選本。僕は青森関係でこれはと思う本を100冊近くリストにした。
値付けに悩み(その辺りのことは後日書こうと思う)、
妻が管理サイトにISBN情報を登録。
それを二人で分けて運んで担当の方に挨拶、
本に貼るシールをプリントしてもらって僕らで貼って棚に本を並べる。
1冊だけ面陳した。
親切なことにブックスタンドをひとつ貸してくれた。
皆、感じのいい方たちだった。
(僕が青森だと知ると神保町に長尾中華そばの店ができたという話になった)
古書の扱いが難しい、と説明を受ける。
状態の表記について売り手と買い手に意見の相違があるとクレームになることもあると。
古書を仕入れてよく確認せずに売ったら中に線が引いてあって、その説明がなかったとか。
古書じゃなく新品だったとしても店頭に置いといてお客さんが手に取っているうちに
落として傷がつく。それを預けた側が知らずにいて新品のままになっているとか。
いろんなトラブルがあるので心するようにと。
あと、どのように付加価値をつけるかの話。
熱心な方は手製の帯を付けたり、推薦文を挟んだり。
とある書評家の方が蔵書を売っているのを見せてもらった。
びっしりときれいに付箋が貼られている。
この人は本をこう読んだというのがここではひとつの付加価値になる。
さて、僕らはどうするか。
本を並べ終わって記念撮影。
他の棚を少し見て回る。
僕は先月一度下見に来ているが、妻は初めて。
隣の棚が面白くて、ボロボロになったミステリーの文庫本を7・8冊置いてるだけ。
価格は一律100円。
本を売って儲けよう、じゃないんだよな。
蔵書を処分するだけならブックオフに持っていった方がいい。
かつて読んだ本が心ある人に出会ってほしいということなのだろう。
僕も1冊購入した。
(ちなみにここは現金不可、キャッシュレスのみ)
「PASSAGE」を出て、16時、ランチョンへ。
夕方前なのにかなり混雑していた。
2人で出店祝い。ビールにハイボール。
タン塩、帆立フライ、ベークドポテト、チリビーンズ煮込み、唐揚げ。
やっぱランチョンはうまいな。
棚の目印に使う「青熊書店」のロゴをどうするかなど話した。