祝日だった

祝日。平日の真ん中にあるのはとてもありがたい。
そういえば何の日だっけ? 前は休みではなかったよな?
……天皇誕生日だった。
令和5年目にしてようやく知る。
 
7時起きで荻窪の床屋。一番に切ってもらう。
お客さんが入ってきたかと思いきや、奥の住居へ。
え? と思っていたらマスター曰く、せがれだと。
奥さんが出てきて息子の髪を切る。
その間、息子は最近あったことを話していた。
 
終わって荻窪ブックオフで文庫を物色。
この日は PASSAGE に搬入。12時半に予約を入れている。
間に合えば元住吉の「味噌や」で食べてから向かうか、
三田線で神保町まで一本だ、と思っていたが
中央線のホームで路線検索してみたら全然時間がなかった。
そのままお茶の水まで行って、DiskUnion で暇をつぶす。
何も買わずに済んだらいいなあと思っていたが、
ピエール・アンリが手掛けたモーリス・ベジャールのバレエ作品の音楽を集めたものだとか、
黒澤明監督『デルス・ウザーラ』のサントラだとか。
ソ連国立映画音楽交響楽団が演奏している。
 
妻は今日、PASSAGE の1階でバイト。
1ヵ月前から@ワンダーでもバイトを始めた。
パチンコ屋『人生劇場』の跡地にできた新店舗。
そちらの方を覗いてみる。
広い店舗は棚と棚の間もゆったりしている。
奥の方にアメコミやスポーツ、映画のポスター、明治時代の古書など。
ガラスケースの中に黒澤明監督が広告に出た新聞の切り抜きがいくつか。
こういうのを取っといて、売る人、買う人がいるのだな。
 
PASSAGE で搬入作業。
バーコードを印刷したシールを妻に出してもらい、それぞれの背表紙に貼る。
青森・熊本棚、音楽棚にそれぞれ並べる。
3冊購入。
榎本年弥『女子プロレス専属カメラマン日記』
鈴木涼美『身体を売ったらサヨウナラ』
堀部篤史『街を変える小さな店』
 
妻が昼休みに入るというので一緒に昼を食べに行くことにする。
人通りは多いのに、やきとり屋神保町もキッチン南海もランチョンも休み。
きたかた食堂に入る。
妻は限定の生姜醤油のラーメンを、僕は醤油味の肉そばを。
刻んだチャーシューを乗せたミニサイズの丼を追加。
店内は満席で少し待った。
 
妻と別れ、先に帰る。
新宿駅大江戸線に乗り換えるが、通路を掃除中。
モップで拭いたばかりのツルツル滑る床で思いっきりこけた。
右膝をぶつける。帰ってきてからも痛む。
 
行き帰り、今村夏子『むらさきのスカートの女』を一気に読み終える。
いい意味で、いったいこれは何だったんだ? と思う。
 
14時半に帰ってきてみみたと遊んだりしながら過ごす。