「小泉今日子 TOUR 2022 KKPP(Kyoko Koizumi Pop Party)」

小泉今日子のデビュー40周年ということで
WOWOW で主演映画をたくさん放映しているらしい。
数日前の夜、妻が『毎日かあさん』を見ていた。
昨日、叔父の家に向かう途中でその話になって
じゃあキョンキョンを聞こうと iPhone に入れていた『厚木IC』をカーナビで聞いた。
 
帰ってきて19時、妻が WOWOW で40周年記念コンサートをやっているという。
中野サンプラザ。思わず見てしまった。
 
「真っ赤な女の子」
10代の曲を歌っても全然、違和感ないことに驚く。
いい40年を過ごしてきたんだな、とのっけから総括したくなる。
妻は、この頃のバックバンドにはドリカムの2人がいたのだと。
とんねるずのバックバンドにも。下積み時代。
 
「渚のハイカラ人魚」
40年前の1982年3月21日、デビューしたのだという。
客席を見渡したキョンキョンは同じ青春を過ごした人たちばかりだと言う。
 
「迷宮のアンドローラ」
「夜明けのMEW
少女に何が起こったか』を見返したい、
WOWOWも映画だけじゃなくドラマもやってほしいと妻は言う。
あの雑などんでん返しすごかったなあ。
トラウマになるような不思議なラストシーンだった。
 
艶姿ナミダ娘」
「fade out」
「私の16才」
 
この頃が彼女のピークなのだと思う。
自分はアイドルであると高らかに宣言する、メタ的な曲。
この曲がなければ、その後の森高千里、モー娘、AKBたちの
自分がアイドルであることに対して自覚的な曲は生まれなかったかもしれない。
 
「夏のタイムマシーン」を流しながら
昔の写真の数々をモーフィングでつないで
10代から20代、30代と。
キョンキョンはスタッフがよかったんだろうなと妻は言う。
そうそう、川勝正幸といったブレーンね。
遊び人、趣味人にして仕掛け人。
ああいう本当の意味での”プロデューサー”はもう二度と出てこないだろう。
 
着替えてきたキョンキョンがアコースティックなアレンジで
「夏のタイムマシーン」を歌う。
40周年記念コンサートの話が来た時、
真っ先に思い浮かんだのがこの歌なのだという。
56才の私と、当時の私の掛け合いをしたかったんだけど、
声が全然変わってなかったので面白いことにならなかったと笑う。
それを踏まえて、時間は過去・現在・未来という縦だけじゃなく、
横にもあるんじゃないかと語る。
確かにこの声の変わらなさは驚異的。
 
メンバー紹介でなぜその楽器を選んだのか聞いた後で
「T字路」
をメンバーがワンコーラスずつ歌う。
 
「怪盗ルビイ」
「あなたに会えてよかった」
過去のドラマや映画で共演した、演出してもらった方々、
既に天国へと旅立った方々への感謝を伝える。
 
「My Sweet Home」
「木枯らしに抱かれて」
最後は、「恋は水色」のメロディを弾いてたような。
 
アンコールに入って
「学園天国」定番ですね。
 
「東の島にブタがいた vol.3」
最後の曲。観客にスマホで動画を撮影していいと促す。
SNSに上げてもいいと。
客席のスマホの群れ、群れ、群れ。
たぶんキョンキョン自身の要望で実現させたんだろうな。
いいなあ。この場にいたかった。
 
「水のルージュ」や「キスを止めないで」が聞けなかったのが残念。
もしかしたら本編ではやってて、
2時間の番組に収めるためにカットしてるのかなあ。どうなんだろう。
 
小泉今日子、最後の一言は『しつこい人は嫌いよ』だった。
かっこよかったなあ。