最近のみみた

昨日は振り替え休日で午後、本を読んで過ごした。
こたつに入ってソファーベッドに寄りかかっていると
みみたがモゾモゾとソファーベッドに乗ってきて、僕の左肩に頭をくっつけて眠りだす。
スピー、スピーと寝息が聞こえる。
前足を伸ばして僕の左腕にもたせかける。
かわいいなあと思うが……
 
……その分夜中、元気になる。
昨晩寝ていたらみみたに起こされた。
時計を見たら午前2時過ぎ。
ボールを持ってきている。投げろということか。
寝床で僕が廊下の先にボールを投げると
みみたが追いかけて咥えて持ってきて枕元にポトリと落とす。
みみたが若い頃は毎晩のようにそれで遊んでいた。
夜中の2時や3時に。
 
そういえばそれがなくなったなあ、もう2年ぐらいはやってなかったかも?
日中投げて取って来てで遊ぶことはあっても、寝てるときというのは最近なかった。
ある意味、懐かしいと思いながら何度も何度もボールを投げた。
30分ぐらいは続けただろうか。
みみたがばてたのか廊下に寝そべった。
勝った、と思ってまた布団の中に入った。
 
ふと思う。
昨晩だけならいいが、これが今晩からしばらく続くのか。
猫は気まぐれにそれまで続けてきたことをやめて、しばらくしてから不意に再開することがある。
猫缶をある日突然食べなくなって、それが1年後試しに出してみたらまた食べるようになった。
気に入っていたおもちゃをある日突然見向きもしなくなって、数か月後にどこからかまた探し出してくる。
それじゃないか……
 
かといってボールを隠しておくのはかわいそうだし、
根本的な解決としてはなんか違う。
拒んでしまうのは猫であれ、人であれ、よろしくない。
そんなことを思う。