日曜の朝

先週半ばから少しずつ寒くなってきて、昨日土曜はぐっと気温が下がった。
今日になってさらに下がっている。
昨日ようやく扇風機を片付け、電気ストーブを出した。床暖も付けた。
昨日のみみたは日中ずっと布団の中に潜り込んでいて片付けられなかったのだが、
夕方、試しにストーブの電源を入れてみたら
早速みみたがトトトトトと寄ってきて、ストーブの前の床に身を投げ出した。
そしてしばらくすると、アツイアツイとなったのか
近くにあった足首の高さの低い椅子の上にモソモソとあがって丸くなった。
 
先週、居間の壁掛け時計が止まっていた。
電池が切れたのかと入れ替えて、電波時計だったからリセットボタンを押した。
グルグル回って現在の時刻になるも、またしばらくしたら止まっていた。
何回か繰り返し、もう寿命なのだなと知る。
何年も使っていた。
もう10年以上前の常駐先が引っ越しとなった時、
オフィスの備品を持って帰ってよいとなってもらってきた。
北欧製の飾らない落ち着いたデザインだった。
数字の主張が控えめで目に優しい。
とはいってもそんな高くはない、普通の工業製品だろう。
 
スマホにテレビにノートPCという生活でも
いつもの場所に時計がないというのは不便なものであって。
その前に使っていた壁掛け時計を探して架け替えた。
裏返したままになっていてしばらくほったかしていたのに時刻はピタリとあっていた。すごいな。
とある国産メーカーのもので文字盤が機能一点張り、時刻の数字もやたら大きい。
前者が整えた、女性の細い眉のようならば
後者は中年男性のゲジゲジ眉毛。
 
時計を替えただけなのに部屋の雰囲気がかなり変わったように思う。
時計というものが象徴する何かというものはあるし、
時間を知ろうと思って無意識のうちにそちらに顔を向けるというのもある。
 
うーむ、また別の北欧デザイン的なシンプルな時計を探すか。
それともそのうちに慣れてくるか。
昨晩の風呂を沸かし直した朝風呂に入りながら考える。
そんな日曜の朝。