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--- Kodama And The Dub Station Band 「In The Studio」
日本でレゲエ、ダブトと言えば Mute Meat 一択。
Little Tempo や Dub Creation といった素晴らしいバンドもあるが、
Mute Beat が荒野を耕したのちに根を張った植物たち、という印象がある。
1982年に結成、1989年に解散。
数え方にもよるが、3枚のスタジオアルバム、3枚のライヴアルバム、
それらを超える枚数の編集盤を残した。
オーバーグラウンドとアンダーグラウンドとがせめぎ合い、混ざり合った、
なんでもありな80年代を静かに、アツく、駆け抜けた。
日本という国にレゲエやダブを根付かせたいという気持ちが、
言葉には出さないにせよ、その演奏に強く表れていたように思う。
ドラムに渡英して Simply Red に加入した屋敷豪太、
錚々たるメンバーを輩出した。
この中ではこだま和文が最も精力的に活動を続けているというイメージがある。
ライヴに限らず、アルバムもコンスタントに発表。
そのストイックな演奏には水墨画に近いものを感じる。
静けさの中に一筋の動がある、というような。
小難しいものとしての、というのではなく、生活の中で背筋をそっと伸ばすものとしての
哲学や思想がある。
なので「Quiet Reggae」(1192)といった彼のソロの代表作を聞き返すとき、
レゲエの音楽を聴くというよりも、日本の心を聴く、という気持ちになる。
かといってレゲエの純度が低いというのではない。
むしろその土地に根付いた、この国で最も純度の高いレゲエ、
魂の底で海の向こうの国と共鳴したレゲエを聴くことができる。
冬が近づいて、また聞き直したくなった。
(日本のレゲエは夏よりも冬の枯れた風景に合う音の方が、本質に迫っていると思う。
夏だ、パーティーだ、わー楽しい―、だけではなく)
他のアルバムをたくさん持ってるわけではなく、他、どんなのがあったっけ?
と探しているうちに今回購入したのが
KODAMA AND THE DUB STATION BAND名義の「In The Studio」(2005)
後者は1999年、当時日本のレゲエ・カルチャーの中心にあった
フリーペーパー『Riddim』の創刊200号を記念しての
新宿LIQUIDROOMでのライヴに向けたリハーサル音源。
それをこだま和文のマイクでモノラルのカセットテープに録音。
バックは若手。
音質は良くないが、その分、本場ジャマイカのような臨場感があるのだという。
とても気になった。
今は発売当初のものも、再発されたものも入手が難しいようだ。
(僕は前者をメルカリで少し安く見つけることができた)
確かに音はよくない。
でもテープの伸びきったような音ではなく、
機材がチープというだけで音そのものはクリアだと思う。
特にリズムが団子のような塊になっていて、どうなんだろ、
70年代のジャマイカで、かき集めて広場に組み上げた安いアンプやスピーカーから出てくる音は
確かにこんなふうなのかもしれない。想像に過ぎないが。
でもそれがジャマイカと直結ですげー、としてしまうのは短絡的で、単なる偶然だろう。
やはりここでは、どんな状況でも自らの音を貫き通すこだま和文のトランペットの抒情性を聴くべき。
やってるのは ”朝日のあたる家” や ”Take Five” といったスタンダードや
”Landscape”や”熱風の街”といったソロの曲が半分と。
そう考えると、Mute Beat のライヴ・アルバムはどれもそれぞれの楽器がきちんと聞こえる、
上質な録音だったんだなあ。
「ピストルオペラ」の方はサントラなのでいくつかのテーマとそのバリエーションを集めた
30分未満の小品。
Little Tempo や Ego-Wrappin' が参加しているが、
慌てて入手するほどのものではなかった。