東京都杉並区震度4

今日の朝、関東地方を中心とした地震が発生した。
茨城で震度5弱を観測、東京都杉並区は震度4だった。
(NHKの朝のニュースで、「東京都」ではなく、
 「東京都杉並区・練馬区・足立区」と発表していた。
 この3箇所に観測所みたいなものがあるのだろうか?)


眠りの浅い僕は揺れた瞬間に目が覚めた。
かなり大きな地震だと思った。「やばいんじゃないか?」と。
CDラックが倒壊するんじゃないかと不安になるものの
飛び起きてロフトを下りていくようなことはしない。
なんとなく直感的に「まだいけるだろう」と思って布団の中で丸くなる。
やがて揺れが収まる。
部屋のどこかで何かが床に落ちたような音がしたが、
割れたり壊れたりしたような感じではなかったのでほっとく。


いつか来るんだろうな、と思う。
もうどうしようもなくなるようなやつが。


最近いろいろな人と話していると住環境とかそういうので
「住むんだったら東京は嫌だな」という意見が出ることが多く、
その一方で僕は「そう?東京から一生離れたくないなあ」と答えることが多い。
マニアックな映画を見たりCDを買ったりするのが好きだから。
みんなも納得する。
そんな僕が後悔する日もいつか来るのではないか?
「やっぱ東京ってマジでやばかったんじゃないか!!」
家財道具というか10何年とかけて何千枚と集めてきたCDが
全部失われてしまったらショックだろうな。
立ち直れないだろう。
「俺って今まで何してきたんだろう・・・」
と途方にくれて生きる気力もなくなるかもしれない。

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プロジェクトがものすごくうまくいってなくて行き詰まって
ノイローゼにもなりかねないぐらいになって
最終選択肢が「失踪」「夜逃げ」となるような状態の時、
そしてその選択肢のメリット・デメリットを冷静になって
1人きりポツンと考えている時、
地震起きねえかな」と願ったことが何度かあった。
今いるプロジェクトでも何回かあったし、以前のプロジェクトでも何回かあった。
それをなんとか必死になってこらえて、これまで乗り越えてきた。


いつの日か公私共に生活が安定した前向きなものになって
ささやかながらも幸福なものになった時、
「アハハ」と誰かが陰であざ笑わうかのように
東京都が地震に見舞われるのではないかと思う。


こんなことを考える僕はやはり、暗い。