「遊星より愛をこめて」

ウルトラセブン 第12話 「遊星より愛をこめて」


分かる人はこれだけで分かりますよね。


http://www.youtube.com/results?search=Ultra+Seven+EP12&search_type=search_videos&search=Search



参考
http://www.bekkoame.ne.jp/~cokanba/process.html
http://www5f.biglobe.ne.jp/~hunter-j/page002.html


http://homepage1.nifty.com/H-YAMATO/spel.html


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そんなわけですが。


問題はウルトラセブンのこの回そのものより、「小学二年生」の付録なのではないか。
永久欠番にした番組制作サイドの判断はかなりの過剰反応だったのではないか・・・
この内容が差別的であって子供たちに悪影響を及ぼすというのなら、
ウルトラマンのシリーズってもっと他にもグロテスクなものがありそうに思うのだが・・・


小さい頃、何よりもウルトラマンにはまっていた僕は
怪獣大百科のような本を何冊も持っていて、
50円で袋の中に何枚かカードが入っているというのももちろん集めていた。
本屋に行けば、ウルトラマン関係のものを立ち読み。
ある日小学生よりはもっと年上向けだった本を立ち読みしていたら、
スペル星人のことをほのめかす記事に出くわした。
「幻の第12話」ってやつである。


その後も時々思い出したり、どこかで言及に触れては
「見てみたいなー」と心の底で思っていた。
禁止されているのだから、見たくなる。
YouTube に転がっているとは。すごい世の中である。
(コマーシャルのない映像なんだけど、出所はどこなんだろう?)


実際に放送されたのが67年だとしたら、もう40年も前の話か。
どうなんだろう。解禁にしてもよくはないか。
変な噂ばかり流布してる方が問題にならないか。
そんなおかしな内容ではないと僕は思う。
もしこれがダメだというのなら、
この社会のどこかにヒステリックな歪みが残っているということだ。
(むしろ問題とすべきは、この回の内容のたわいのなさ・無邪気さなのかもしれない)


「ちび黒サンボ」が規制を受けたときに感じた違和感を、やはりここでも感じる。
差別的な意見を第一に言いたくて、絵本が書かれたわけではないんでしょ?
ヒステリックに騒ぐ人がいて、たまたま槍玉に上がってしまって、
世の中にはもっと悪意のあるものが溢れているのに、これだけが抹殺された。
そういう過剰な自浄作用みたいなもののほうがよっぽど怖い。


僕は別に「言論の自由」ってやつをお題目として掲げたいわけでは全然なくて、
いつもその辺かなり無頓着なんだけど、
その人が表現として目的にしたものとは全然違う次元の話で
後になって突如規制がかかってしまうのは「うーん」といつも思ってしまう。


規制に反発したいがためだけの子供っぽい「言論の自由」はたいがい嫌だけど。
いつぞやの荻窪サウンドでもとかさ。

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ウルトラセブンはやっぱ「メトロン星人」ですかね。
諸星弾の部屋で待っているメトロン星人