いつだったかの新聞にて農林水産省が、海外に無数に存在する日本料理店のうち、
ちゃんとしたところにお墨付きを与えることで正しい日本料理を広めようじゃないか、
みたいな制度を始めるというのを読んだ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070110k0000e040072000c.html
日本と言えばいまだに
「ゲイシャ、フジヤマ、ハラキリ」なイメージを多分にもたれている海外にて、
すっとこどっこいな日本食がまかり通ってるのだと思われる。
槍玉に挙がったのが「カレー天丼」
カレーの上に、トッピングで海老の天ぷら3本。
「ああ、日本食を誤解してる」ってことらしいんだけど、
「これ、うまそうじゃね?」と思うのは僕だけか!?
メニューとして絶対いけるはず。
(この店のがうまいかどうかは別として)
カレーうどんの古奈屋に「えび天カレーうどん」ってメニューがあって、
最初はぎょっとするものの食べてみたらうまかった。かなりうまかった。
天ぷらの衣は、クリーミーなカレーのスープに意外と合う。
激辛じゃなくて、ピリッと辛いぐらいにするのがポイントだと思う。
どっかでカレー天丼ってのを出さないかなあ。
カレーか天丼のチェーン店でやっても
「変り種トッピング」程度でたいしたことないだろうから、
老舗の蕎麦屋か天ぷら屋が裏メニューとして。
実はまかないでよく食ってました、みたいなやつ。
蕎麦屋のカレーに天ぷらは絶対、合う。
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「おかしな日本食」にもいろいろあるんだろうけど、
この議論って「じゃあ、カリフォルニアロールはどうなるんだ?」ってことになるはず。
ロスの寿司バーで発明。日本にも逆輸入。
今ではこれも日本で普通に見かける、ポピュラーなメニューとなった。
厳格な人はこれって日本食と認めないだろうな。
確かに僕も微妙に思う。似て非なるというか。
寿司バー的店で出てくるのはよいが、
それなりに値段の張る和食の店の座敷で出されたら違和感を感じるかもしれない。
広い括りで言うと日本というイメージに沿う食べ物なんだけど
日本食じゃないということになるのか。
だとしたら日本食って何だ?
寿司飯、新鮮な海産物、メニューとしてのそもそものコンセプト。
どこをどうとっても寿司なのに、見かけというかアイデアが全然違う。
生まれも育ちも違うからってことで異国のものになってしまうのか。
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そういえば、学生時代に寮があった西武多摩湖線一橋学園駅の駅前にあった
「戸隠」という立ち食い蕎麦屋。夜明けまで営業していて
徹夜して麻雀を打ってたときとか飲んでたときとかカラオケに行ってたときとか、
サンダルを突っかけてよく食べに行ったものだった。
ここの牛メシが絶品だったんだけど、
裏メニュー的にカレー牛メシってのがあってこれまたうまかった。
松屋の「カレ牛」のように皿の上に半々になってるのではなく、
丼の中で、ご飯の上にカレー、さらにその上に牛。生卵を乗せるとさらによし。