「水曜どうでしょう」

最近というかここ1・2年、
周りの人から「水曜どうでしょう」が面白いとの声をことあるごとに聞いて、
ずっと気になっていた。
会社の後輩がDVDを全部持ってたので何枚か借りて
この3連休は夜に少しずつ見ている。


昨日今日と「原付ベトナム縦断1800キロ」を見て、
引き続き最初期の(サイコロで全国旅するやつ)を見ている。


面白いね。これは確かに面白い。
腹抱えてヒーヒー笑うことはないけど、
なんつうか人が人であるがゆえの優しさみたいなのを
どこかに抱えてて。見てて温かい気持ちになる。


この面白さもひとえに
4人のパーソナリティーってことになるのかな。
やっぱすごいのは大泉洋であって、
この才能と存在感が北海道に眠っていたというのは
驚きというほかない。
それが今や「東京タワー」や「ハケンの品格」か。
こういうサクセスストーリーもあるんだなあ。


電波少年系の番組が一頃世界の各地で無茶なことをしてた。
でも、僕はなんとなく面白く感じなかった。
逆にどことなく違和感を感じた。
あれはただ、無茶なだけ。
なんつうか詩情とでも言うのかね、それがはっきりと欠落していた。
ま、電波少年の方が
即物的にヒャッヒャッヒャと笑えたけどね。
つまり、その場限り。
あの中で出てきた芸人もほとんどが言葉悪いけど使い捨て。
まあ芸人の質ってこともあるんだろうけど。
とにかく先細りしていくしかない構造だった。


あの4人が核となってメンバー構成が変わることなく、
番組とともに成長していった大泉洋
ブレイク後も番組を捨てることなく出続けているということの温かさってのが
やっぱあるんだよね。