バンコク その18

okmrtyhk2008-10-07


9月23日。
4時起き。帰国の準備をする。
と言ってもボストンバッグに荷物を詰めるだけ。すぐ終わる。
デジカメで撮った写真の整理をする。
先輩と後輩はギリギリまで寝てようとする。4時半になってようやく起きてくる。
チェックアウトに間に合うだろうか・・・とハラハラする。


HIS のバンに乗って空港へ。さらばバンコク


空港に着いて、チェックイン手続き。
送迎ガイドの方にお願いして、郵便局に案内してもらって絵葉書を出す。
青森の母に送る。15バーツ。
絵葉書は暁の寺院で買ったもの。


出国審査を受ける。手荷物検査は連続していない。
出発時のゲートで受けることになる。


3人でカフェに入る。カフェラテが140バーツだったか。
その後別行動。会社配るお土産を買う。
タイのお菓子の詰め合わせ2つが390バーツずつ。タイの煙草300バーツ。
ドリアンチップスとタイ土産「ラーブ」味のプリッツ。そんなところ。


JAL のゲートへ。
手荷物検査で検知器をくぐったらブザーが鳴って身体検査を受ける。
全身を金属探知機でなぞられる。


カウンターで搭乗券を渡したら、機械に巻き込まれて取り出せなくなり、
タイJALのおばちゃんたちが慌てだす。


椅子に座っていると新聞が配られる。
僕は受け取らなかったが、向かいの席に座ってる人のをチラッと見たら麻生首相誕生とあった。
自分の息子を殺害して捨てた母親の記事を読んだ後ろの席のおばちゃん旅行者たちがこんなことを言う。
「子供を施設に預けて、自分が死ねばいいのよ」


機内に乗り込む。
2階の席だった。初めて。
しかも行き同様、最前列。たまたまだろうけど。
シンハー・ビールを飲みながら「地球のはぐれ方」を読む。
読み終えて、「ワールズ・エンド」の続きに戻る。
先輩がワインをもらっていたから、僕ももらった。成田までに3本飲んだかな。
優れた小説を読みながらワインを飲む。贅沢な時間だよなあと思った。


途中うたた寝をして、成田までの6時間半はすぐにも過ぎ去ってしまう。
台風が近付いているということで、いつものルートと違って迂回したようだ。
バンコクを出てマニラ上空を経由して、あとは成田まで一直線。


成田に近付いたとき、携帯が鳴った。留守電が入っていた。
取り出した時には圏外に戻った。
一瞬だけ電波が通じた地域があったようだ。


到着。入国審査、荷物の受け取り、税関。
両替をする。6,500バーツ余って、それが\17,355となる。レートは\2.67
出国時が \49,984が14,200バーツ、レートが\3.52なのだから、
要するに手数料をかなり取られているようなもの。
日本円→タイバーツ変換時に日本円が安く、タイバーツ→日本円変換時に日本円が高い。
実勢のレートは\3.10なのだから、プラスマイナス \0.40ずつ。
トータルで\5,000ぐらい損してるのではないか。
両替はバンコクですればよかった。
そういうところも、今後は注意しなくてはならない。
海外旅行にどれだけ行ったところで、初めて知ることはまだまだあるもんです。


読む本がなくなって、空港の本屋で買う。
最近なぜか気になりだした「上海ベイビー」か、
J・アーヴィングの「ピギー・スニードを救う話」と迷って、後者にする。
流れ解散で京成ライナーに乗って、「ピギー・スニードを救う話」を読む。
表題作は「なぜ作家となって物語を書くのか」ということに関して、感動的なことが書かれていた。
旅の終わりの余韻を最後まで長引かせるために、缶ビールを飲んだ。


上野到着、東京、荻窪。部屋に戻ってくる。
疲れきってるだろうということで、次の日も休みにしておいた。
9月も後半だというのに、東京は暑かった。
忙しいままに過ごした7月と8月。
9月に夏を取り戻すのもこれでもう終わり。
僕の中で、夏は終わった。