自分を肯定することは難しい。
他人を肯定することも難しい。
あるがままを受け入れるというだけなのに。
流れを断ち切ったり逆らったりすることのほうが
よほど大変なように思えるのに。
なのにいつだって否定してしまう。
気がつくと既に否定してしまっている。
そしてそんな自分を見つけて、さらに否定する。
そしてそんな自分の周りにいる他人を否定する。
(否定の否定は肯定にならない。
肯定の肯定が否定にならないように)
無に憧れる。空に憧れる。
そこに逃げたくなる。
しかし、そこにはない。
もちろん、どこにもない。
自分がいて、他人がいて。
ただ、それだけ。
ただ、それだけなのに。