「若者の上京 得るもの失うもの」

Yahoo! ニュースのトップに「若者の上京 得るもの失うもの」とあった。
記事そのものは読んでいないけど、なんか気になるものがあった。
上京せずに青森に住み続けていたらどうなっていたであろうか、
ということを考えた。


さして独立心を持たずにめんどくさがりの僕はダラダラと親元にいるのだと思う。
確実に言えるのは変わり者としての自分にはさらに磨きがかかっただろうということ。
地元の銀行かなんかで働いて外面はいいけど出世コースからは思いっきり外れて、
今以上にディープな趣味に没頭して夜と土日を過ごすとか。
例えば宅録やボカロ系。それならまだいい。もっと性的に歪んだもの。


amazonHMV のサイトで CD を買う量は今の倍になるんじゃないか。
東京への憧れや恨みが高じて。
幻想や妄想を何かに引き換えないとやってけなくて。
それをお金でなんとかするしかなくて。
珍しくツアーでライブハウスにバンドが来ても見に行かない。
幻想が中途半端に崩れるから。で、Youtube で動画は検索する。


田舎とか地方が閉鎖的だというのではなく、ニュアンスは少し違う、
閉鎖的になりたかったらどんどん閉鎖的になれるということ。
都会の片隅で、といった叙情性は無く、あっけらかんと。
そこにあるはずの壁が見えなくなってしまうから。
コミュニケーションの多様な在り方というものに無頓着になって
自分が剥き出しになる。取り繕うことを忘れる。そんな気がする。
素直になりすぎて、自分だけを見てればよくて、
田舎の方がよっぽど流されてしまう。
うまくは言えない。


…なんだろ。なんでネガティブなことを考えてしまうんだろ?
青森を否定したいわけでもなく、地方を否定したいわけでもなく、
自分を、過去の自分を否定したいわけではないのに。
今の自分を肯定したいからか。そうだ、そうなんだな。
ああ、なんかまたウダウダしたことを書いてしまった。


そうか、今、僕は青森に帰りたいんだな。