青森帰省その6

昨日で折り返し地点となって今回の帰省も後半へ。
いつもならこの3日に帰るのに、明日休みを取ってさらにあと3日。
毎回毎回「あと1日あったらなあ」と思うのが叶ったようで嬉しい。


朝、ゆで卵、余っていた魚肉ソーセージなど。
家中に掃除機をかけて雪かき。この日は朝と昼に2回。
猛吹雪ではなくなったが、雪はシンシンと降り続ける。
時々風が吹き荒れる。
昨晩は方角の定まらず吹き荒れる風。
除雪車が遠くで動いているのが聞こえた。


箱根駅伝復路。日体大がそのまま行きましたね。
東洋、駒沢、早稲田の3強と言われたなか、思わぬ伏兵か。
区間賞は全体で1人でも、復路はずっと個人2位が続いて。
往路もそんな感じ。1区の7位が一番低かった。
突出しなくていい。皆、上位の結果を淡々と残す。
駅伝ってそういうことか。
東洋大区間賞が2人でも何人か調子の振るわないランナーがいた。
中央大ってその後棄権してたんですね。
連続シード権獲得の記録が途切れる。
復路はオープン参加で8区だったかほんとだったら区間賞の走り。
あれは無念だろうなあ。全体的にも復路よかった。
来年は中央大を応援したくなりますね。
神奈川大や青山学院の若いランナーが頑張って走ったら
区間賞というのもよかったですね。
あと忘れられないのは10区。
4位帝京と5位早稲田が最後の最後まで併走して。
どこでラストスパートを仕掛けるか。
帝京のランナーはもう1秒ごとに振り返るって感じで。
最後やはりスパートがかかったんだけど
帝京はその徹底したマンツーマンディフェンス?
があったから鼻差で勝つことができた。


などなどありつつも、やはり総じて地味だったな。
今年は20分経過で襷が途絶える、もなし。
20分繰り上げスタートになるかどうかは
その大学のがんばりよりも1位のチームの速さなんだろな。
昨年の東洋は歴代新記録を出すぐらいだから速すぎた。


箱根駅伝が終わると正月も終わった気分になる。
おせちも残っていたのをあらかた食べ終える。
トマス・ピンチョンも最後の200ページを読み終えた。
上下1700ページ。ふー。
トマス・ピンチョン的ごった煮・
超ハイスピードおもちゃ箱ひっくり返す的感覚で
19世紀・20世紀の世界史を概観し、
レンズを換えて、ズームを変えて、裏返して、
省略して、意外な接点を見いだして、
巨大な、現実よりもリアルな模型を作り上げる。
情報とは可能性の広がりとその選択なのだなと思い知らされる。
上巻のアメリカ篇はポップでカラフル、
下巻のヨーロッパ篇は陰鬱で灰色。
少し息切れしてるかなと思う箇所もあったけど、
やはり最後の見えてきた辺りからの
こう広げたものをこう収束させるのかという手際には
毎度のことながら感心させられる。
最後の最後にアナザー・ワールドを垣間見せるというか。
(それまでにも多々ほのめかされはしますが)
正月早々、これが今年の読書No.1となっている可能性が高い。


別の部屋で母が寝ているということもあって、
iPhone に接続しているスピーカーは
聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな音にして音楽を聞く。
ほんとの意味でのバック・グラウンド・ミュージック。
これもまたいい。


この後は例の原稿の見直しを少しやって、
アメリカ短編ミステリ年間傑作選に戻る。
明日も一日手直し。