熊本帰省 その8(8/10)

車に戻って高速に乗って、朝来た道を引き返す。
諫早を経由して島原へ。
途中から国道が単線のローカル線と並行する。
このローカル線がまた、全力疾走って感じでやたら早くて。
地方の単線はのんびり走るという先入観を覆す。
一方、年配の方が運転しているのか法定速度をきっちり守る車ばかりで。
片側一車線で追い抜けない。ずっと後をついていく。
運転していた妻がイライラ、そのうち眠くなる。
熊本だったら皆もっと飛ばしてると妻の家族が口をそろえて言う。
こういうところに県民性が出るのか。
 
出航は17時半。17時前にフェリー乗り場に戻ってくる。
時間があったので待合室隣のお土産屋など見て回る。
上の階は競艇の場外売り場で、
その筋のおっさんたちがウロウロとしてわかりにくく一喜一憂していた。
その日の出走表や選手名鑑の分厚いポケットブックをもらってくる。
車に戻って選手名鑑を妻の父と運転席・助手席並んで読んでみる。
上は60代から下は10代まで、上級から初級まで、
全国に何百人か何千人かと選手がいることに驚く。
女性の選手も若手に結構多い。
妻の父曰く、競艇は競馬や競輪のような男女の力の差が出てこないから、
女性選手が活躍しやすいのではないか。
実際選手間のランキングも女性だから低いということもない。
 
出航。お疲れ様、ということで生ビールを飲んだ。
フェリーが写っているオリジナルの絵葉書があって、
甥っ子に送るといいんじゃないかと思って一枚買って妻と一緒に書いた。
船のスタンプを押してポストへ。
消印も船オリジナルのものになるかな。
だとしたらいいお土産になるだろう。
 
軽自動車だったからか、2番目に車を入れて出るときも先頭へ。
閉じられていたランプウェイがゆっくりと下がっていく。
18時前に熊本入り。
年代もののハーレーに乗ったバイク乗りたちが追い越してゆく。
 
初島原の温泉に入るかという話も最初あったけど、時間がなくて果たせず。
家の近くにできた「水春」というスーパー銭湯へ。
寝湯というのがあってとても気持ちよかった。
滑らかな石でできた床と枕があるだけで
そこにヒタヒタと3cmぐらいだろうか、お湯が。
体の裏半分だけがお湯に浸かっている状態。
いくらでも入っていられる。
これは家にほしいなあ、作りたいなあ、と思った。
リラックスして、疲れも取れる。
壺湯や電気風呂、マイクロバブルのミルキー風呂もよかった。
熊本に来るたびにあちこちスーパー銭湯行ってみたけど、ここが一番かな。
清潔感がダントツで高いし、お風呂の種類が多い。露天風呂も広い。
 
帰ってきて皆で食事をしながら缶ビール、その後焼酎。
焼酎は熊本の「川辺」を妻の父が徳利に入れたのがあって。
とてもまろやかな味になっている。
セブンイレブンの惣菜っておいしいという話になり、
家の近くでもつ炒めやおでんを買い込んだ。
ニュースを見ると鹿児島の川内原発が明日再開という話で。
そうか、そうなったか、と思う。
 
NHKの博物館探訪系の番組を見る。
節足動物から脊髄動物に到るまでの進化の過程を辿るんだけど、
一昨日に見た別番組とほとんど同じ内容で。
目というものの発達がどれだけ大きな意味を持ったか。
解説役の海外の大学の若い先生も一緒。
大丈夫か、NHK
面白い内容ではあったけど。
午前0時過ぎに眠る。