PET検査

昨日は午後休でPET検査。
いわゆる全身の癌検査。
癌細胞がぶどう糖を好むという性質をもとに
よく似た薬剤を全身に浸透させて
CTスキャン同様巨大なドーナツのような測定機器をくぐって撮影し、
変に固まっている場所がないか調べる。


昨晩から何も食べず、昼休みに会社を出て病院へ。
専用の控室でしばらく待って、ロッカーで着替える。
下だけ履き替えてサンダルになって、上は半袖のYシャツのまま。
注意事項に関するビデオが流れていて、横目に見ながら本を読んで過ごす。
13時前に呼ばれる。検査室前の待合室へ。
簡単な問診(過去に受けたことはあるか、糖尿病ではないか、などなど)の次に
別室で「FDG」という薬剤を静脈注射する。
その後控室で1時間休む。
リクライニングシートがあって横になる。
本を持ってきていたが、目を疲れさせてはいけないと本・雑誌・スマホは厳禁。
まあしゃあないかとうたた寝をして過ごす。
その間持参したペットボトルの水を飲んで、薬剤を体外に排出しやすくする。
検査の直前にトイレに行く。


14時になって検査室へ。
三段上って細い台の上に横になり、両手は頭の上にバンザイとする。
その姿勢のまま毛布で全身を覆う。
20分かけて撮影する。測定機器を全身通過させたり、腹部で停止させたり。
のんびりととりとめのないことを考えているうちにあっさり終わってしまった。


20分待合室で安静にして、着替えて検査終了。
しかし「FDG」が放射線を放つため(それを画像にする)
2時間程度妊婦や幼児の近くに行かないことと注意される。


次は麻酔科。1時間ほど待つ。
入院と手術は確定のようだ。
今回は開腹ではなく、腹腔鏡とのこと。
全身麻酔の他に脊髄からの硬膜外麻酔を受けて大丈夫か、
昨年の手術で具合が悪くならなかったかなど問診を受ける。
あとは大腸の内視鏡検査を受けて、
今日のPET検査の結果を聞いてどこかに転移してないか見極めて、
手術の日取りを決めるだけ。
ここまで長かったような、短かったような。


3Fの「松本楼」でスクランブルエッグの乗った煮込みハンバーグを食べて帰ってくる。
先週に引き続き、夜はドライカレーを作る。